にしなradiko新CM曲で1位/多数リクエストのtonunとYOASOBIがそれに続く/卒業＆WBCで盛り上がり【エアモニ】

2023年3月8日 18:47

2023年3月8日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2023年2月27日～3月5日プランテック調べ）では、にしな「春一番」が1位を獲得した。

2月1日より公開されていたradiko新CM「音はつながる、あの頃と未来に。」のCMソングに起用されている同曲。2月14日放送の番組「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-」（FM802）で初オンエアされると同週（＝前々週）チャートで77位に初登場し、前週は18位へと浮上。そして3月1日の配信リリースを迎えた今週、オンエアが急伸し首位へと上り詰めた。

bayfm、文化放送では3月度の月間パワープレイに選出されているが、その他ステーションでも多数オンエアが確認されており、全体の87.1％と今週最も広い範囲でオンエアされた楽曲となった。また、前週から集まり始めたリクエストも大きく伸長しており、デビュー時より積極的なラジオプロモーションを行ってきただけに、リスナーに確かなファン層が築かれていることと推測される。“卒業ソング”としても機能するだけに今後の動向も注目だ。

2位はtonun「Friday night」が前週1位よりダウンした。2月度のパワープレイに多数局で選ばれていた同曲だが、3月に入ってからもオンエアを継続するステーションが複数あり、今週も大量オンエアをキープ。リクエストも依然として多数寄せられており、新曲では今週2番目に多いリクエストオンエアを獲得したこともその一つの要因だろう。今後の活躍に期待できそうだ。

3位はYOASOBI「アドベンチャー」が前週5位から浮上した。ユニバーサル・スタジオ・ジャパンの新CM「ユニ春」に書き下ろされた同曲は、1月26日の同TVCM解禁を経て2月9日の番組「ROCK KIDS 802 -OCHIKEN Goes ON!!-」（FM802）でラジオ初オンエア。その翌週、発売週を迎えた前々週2/13～2/19チャートで5位に初登場すると、前週も同じく5位を死守し、今週、チャートイン3週目にしてTOP3入りとなった。既にオンエアのピークは過ぎているものの、毎週多数リクエストが寄せられている点はさすが。新曲では今週最多となるリクエストオンエアを獲得している。

卒業ソングが続々登場、WBCの盛り上がりでアノ曲も

卒業シーズンが到来し、各局いっせいに関連曲のオンエアを開始。今週のチャート上位100曲のうち、新旧卒業ソングが約1.5割を占める結果となった。往年の名曲が並ぶなか、yama「春を告げる」（73位）、藤井風「旅路」（83位）といった曲が今年も早い段階から登場しており、卒業ソングとして定着し始めたことを裏付けている。上位100位に今週登場し始めた曲は次の通りだ。

レミオロメン「3月9日」（19位）
斉藤由貴「卒業」（30位）
松任谷由実「卒業写真」（43位）
いきものがかり「YELL」（47位）
スピッツ「春の歌」（47位）
yama「春を告げる」（73位）
松田聖子「制服」（73位）
アンジェラ・アキ「手紙～拝啓十五の君へ～」（76位）
藤井風「旅路」（83位）
尾崎豊「卒業」（83位）
EXILE「道」（88位）
H2O「想い出がいっぱい」（95位）
SHISHAMO「水色の日々」（95位）

昨今、巷ではマスクを外すか否かで卒業式が話題になることが多いせいか、例年より関連曲のオンエアが多い傾向にあるようだ。本格化する次週、どこまで占拠するか注目だ。

なお余談ながら、圏外から今週76位にジャーニー「セパレイト・ウェイズ」が浮上している。“別れ＝卒業”ソングと思いきや、こちらはWBCテーマ曲として定番化している楽曲。同曲も次週以降、その盛り上がりとともにオンエアが加熱することが予想される。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2023年2月27日～3月5日）

1位「春一番」にしな
2位「Friday night」tonun
3位「アドベンチャー」YOASOBI
4位「紡ぐ」とた
4位「永遠のブルー」羊文学
6位「流浪」YAJICO GIRL
7位「愛の太陽」くるり
8位「フラワーズ」マイリー・サイラス
9位「ダイ・フォー・ユー」ザ・ウィークエンド & アリアナ・グランデ
10位「オーヴァー」チャーチズ
10位「青い春のエチュード feat.長屋晴子（緑黄色社会）」東京スカパラダイスオーケストラ