広告・取材掲載

スピッツ全局OA&最多リクの快勝/SixTONES急浮上で2位/10-FEET連続22週チャートイン、“1億回再生”に影響か【エアモニ】

チャート プランテック

プランテック

2023年4月19日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年4月10日~4月16日プランテック調べ)では、スピッツ「美しい鰭」が1位を獲得した。

劇場版『名探偵コナン 黒鉄の魚影(サブマリン)』主題歌として書き下ろされ、今週、映画公開とシングルリリースを迎えた同曲。4月10日の先行配信と同時にラジオでもフル解禁されると、各局・番組がいっせいにオンエアを開始し、結果、全ステーションでのオンエアを獲得しての堂々首位初登場を飾った。

解禁初日から集まり始めたリクエスト数も今週ダントツで最多。また、特定のエリア・局・番組に偏ることなく、まんべんなく広範囲におよび大量オンエアを獲得している点からは、自然に番組・リスナー双方から大きな注目を浴びたことが窺える。主要地区となる東名阪エリアを制しての快勝となった。

2位はSixTONES「ABARERO」が前週40位から大きく浮上した。2月25日放送の冠番組「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」で早くも解禁された同曲。その後、少数のオンエアが見られるもいったん落ち着きつつ、オンエアを伸ばし始めた前週にチャート初登場をしていた。

定期的な帯番組・コーナー等でのオンエアを積み上げての大量オンエアだが、少数ながらJ-WAVEやZIP-FM、FM NORTH WAVEといった局でもオンエアを獲得している点は特筆すべきだろう。洋楽志向の本格的なヒップホップチューンとして注目されたことが窺える。また、前週に続いてゲスト/コメント出演が多数確認されており、積極的な露出も奏功しセールス面も前作を上回るなど好調の様子だ。

3位は上野大樹「新緑」が前週ポジションをキープした。山口県出身シンガーソングライターによるメジャーデビューアルバム「新緑」からの同表題曲は、4月度の月間パワープレイに多数局で選出されており、今週も大量オンエアを死守。変わらず決まった番組・コーナーでのオンエアが主体ながら、多数のリクエストオンエアを毎週獲得していることから、リスナーに一定の支持基盤が築かれていることが分かる。パワープレイ選出局以外へのオンエア波及にも期待したい。

長期OAがサブスク再生数に影響か、10-FEET「第ゼロ感」が連続22週目のチャートイン

今週のチャートでは10-FEET「第ゼロ感」が前週90位から44位へと再浮上した。昨年12月3日公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌として書き下ろされ、11月9日に配信リリースされた同曲。リリース週11/7~11/13チャートで21位に初登場し、アルバム「コリンズ」リリース週には最高位となる3位に浮上したのだが、特筆すべきは、リリース以来常に安定多数のオンエアをキープし続けており、今週で実に22週連続チャートインを果たしている点だ。しかも常に100位圏内であり、そのほとんどの週で50位以内と大量オンエアを獲得し続けているのだ。

これは映画『THE FIRST SLAM DUNK』のロングヒットや国外でのヒットによる影響も大きく、日本公開の翌週や韓国でのヒットが伝えられたタイミングでリクエストオンエア数が倍増していることもその裏付けとなる。

そんな「第ゼロ感」だが、ストリーミング累計再生数が1億回を突破したことも今週大きな話題となった。10-FEETにとって初の1億再生越えは、今年26年目のバンドにとって世代的にも大きな偉業であるが、同じ音声メディアであるラジオでの長期的なオンエアも貢献してのことと言えるだろう。今週も例に漏れず多数のリクエストオンエアを獲得しており、リリースから5か月が経ちながらも文字通りリスナーが求めていることが窺える。

これまでにもロングスパンでのラジオオンエア獲得がロングヒットにリンクする例はあるが、「第ゼロ感」についてもその最新のケースとして挙げることができるだろう。ラジオで愛される曲は、時間をかけて音楽ファンに波及していき、広く永く愛される曲となる。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2023年4月10日~4月16日)

1位「美しい鰭」スピッツ
2位「ABARERO」SixTONES
3位「新緑」上野大樹
4位「Stand Out Chameleon」カメレオン・ライム・ウーピーパイ
5位「愛の花」あいみょん
6位「いつ逢えたら」aiko
7位「恋する惑星」UNISON SQUARE GARDEN
8位「荒れた唇は恋を失くす」aiko
9位「LADY」米津 玄師
10位「絆ノ奇跡」MAN WITH A MISSION×milet

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

関連タグ

関連タグはありません