SixTONES多数リクで1位／imase訴求効果でOA波及2位／躍進する新鋭勢のMVコメント欄に注目【エアモニ】

2023年6月21日 18:21

2023年6月21日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2023年6月12日〜6月18日プランテック調べ）では、SixTONES「こっから」が1位を獲得した。

今クールのドラマ「だが、情熱はある」主題歌となる同曲は、4月9日放送の第1話エンディングでサプライズ解禁された後、ラジオでは同29日放送の冠番組「SixTONESのオールナイトニッポンサタデースペシャル」にて初解禁。他番組でも5月15日週より本格的にオンエアがスタートすると徐々に波及していき、前週チャートで28位に初登場。リリース週を迎えた今週いっきにオンエアが増加し首位へと上り詰めた。

複数局におけるウィークデイ帯番組・コーナーの定期枠でオンエアを積み上げつつ、FM/AM問わず全体の83.9％となる広範囲でオンエアを獲得。そんな積極的なプロモーション展開が窺えるなか、YOASOBI「アイドル」に次いで今週2番目に多いリクエストオンエア数を獲得している点も特筆したい。

2位はimase「Nagisa」が前週1位からダウンした。注目の新世代男性アーティストが5月26日に配信リリースした同曲は、6月度の月間パワープレイに多数局で選出されていることから今週も大量オンエアをキープ。注目すべきはここに来てオンエア獲得ステーション数を伸ばしている点だ。

チャートイン4週目にして見られたオンエア波及は、複数番組でのゲスト出演も後押ししつつ、パワープレイ等での大量オンエアによる訴求効果の表れだろう。変わらずリクエストオンエア数も多く、楽曲自体の魅力が着実に広まっていることが窺える。今後の動向も楽しみだ。

3位は森大翔「たいしたもんだよ」が前週2位よりダウンした。卓越したギターテクニックを併せ持つ新世代シンガーソングライターが、5月31日にリリースした1stアルバム「69 Jewel Beetle」からの同曲。こちらも今月度の月間パワープレイに多数局で選出されていることから安定多数のオンエアを維持しているものの、既にオンエアのピークを迎えておりステーション数も減少傾向にある。他局への波及含めた今後の盛り返しに期待したい。

結城佑莉、Asilo、XinU…etc 躍進の新鋭勢に“ラジオで知った”YouTubeコメント多数

今週のチャートは上位で新鋭アーティストが目立つ結果となった。前週から10位を維持する結城佑莉「いつか花になる」は、作詞・作曲・編曲・演奏すべてを手掛ける2000年生まれのシンガー・ソングクリエイターによるデジタルシングル曲。FM NACK5、FM FUJI、FM Osaka、Date fmなどで月間パワープレイに選出されており、今週でチャートイン3週目。微増ながらオンエア波及も見られている。ユーザー反応の指標となるリクエストオンエア数の推移を含め、今後の動向に期待したい。

また、TOP10圏内目前のAsilo「Melody」（14位→11位）は、FM鳴りの良いシティポップサウンドによりJ-WAVE、FM NACK5、FM FUJIで多数のオンエアを獲得。その一方で、東海ラジオのパワープレイ“RUSH HOUR！”、TBSラジオ“今週の推薦曲”にも選ばれ、AMチャートでは2位となった注目曲だ。

この他、XinU「いつのまにか」（16位→13位）は5月31日リリースの1stアルバム「XinU」からの曲で、こちらも複数局でパワープレイに選出。純粋な“新鋭”ではないものの佐藤千亜妃「線香花火 feat.幾田りら」（-位→23位）は、6月14日に配信リリースされた話題のコラボ曲で、関東・北海道エリアを中心にオンエアを積み上げ初登場。TOMOO「夜明けの君へ」（-位→25位）は、昨年8月のメジャーデビュー曲では1位を獲得したシンガーソングライターによる新曲で、“今週の推薦曲”に選出したTBSラジオやFM802で特に多数オンエアを獲得し初登場となった。

なお、上述した全ての曲におけるYouTube上のMVでは、“ラジオで耳にして探して来た”旨のコメントがそれぞれに複数確認できる。大量オンエアすることにより、新しい音楽への感度が高いラジオリスナーのアンテナにかかり、彼らが楽曲・アーティスト情報を探しSNSで発進する、といった流れが確率されているようだ。今後もラジオがプッシュするアーティストとその動向を、リスナーの反応とともに考察していきたい。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2023年6月12日〜6月18日）

1位「こっから」SixTONES
2位「Nagisa」imase
3位「たいしたもんだよ」森大翔
4位「愛の花」あいみょん
5位「アイドル」YOASOBI
6位「Magic」Mrs.GREEN APPLE
7位「Take Two」BTS
8位「儚くない」SUPER BEAVER
8位「ダンス・ザ・ナイト」デュア・リパ
10位「いつか花になる」結城佑莉