XG大量パワープレイで1位/Snow Man長期OA経て2位/King Gnu最注目の3位/W杯効果か「第ゼロ感」再浮上【エアモニ】
2023年9月13日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2023年9月4日〜9月10日プランテック調べ)では、XG「NEW DANCE」が1位を獲得した。
9月27日リリースの1stミニアルバム「NEW DNA」より先行第3弾となる同曲。前々週8月23日の先行リリースとともに開始されたオンエアは日毎に純増し、9月度の月間パワープレイに多数局で選出されていることから今週さらにオンエアが伸長。チャートイン3週目にして前週2位から首位へと上り詰めた。
前週よりオンエア獲得ステーション数が減じオンエア範囲が狭まったものの、一方でリクエストオンエア数が増えていることから、大量オンエアの訴求効果が表れていると推測できる。サブスクでのストリーミング数にも反映されているようだ。
2位はSnow Man「Dangerholic」が前週198位から急上昇した。メンバー・目黒蓮主演ドラマ「トリリオンゲーム」主題歌となる同曲は、ドラマ開始の翌週、早くも7月20日放送の「不二家 presents Snow Manの素のまんま」(文化放送)を皮切りに自身の冠番組でラジオオンエアを解禁。その後、他番組へも波及していくと7月31日〜8月6日チャートで128位に初登場し、117位→137位→圏外→再登場198位(前週)と長期タームで推移。9月6日にシングルリリースを迎えた今週、いっきにオンエアが過熱したかっこうだ。
3位はKing Gnu「SPECIALZ」が前週66位から浮上した。TVアニメ「呪術廻戦」「渋谷事変」オープニングテーマとなる同曲は、9月1日の配信リリースとともにオンエアが開始され前週チャートに初登場。こちらも今週9月6日にシングルリリースを迎えオンエアが急伸した。
なお、今週最も広範囲となる調査対象96.8%のステーションでオンエアを獲得しており、さらには上位10曲中、ダントツで最多となるリクエストオンエアを獲得している点も特筆すべきだろう。今週最も広く注目された曲となった。
バスケW杯効果も!10-FEET「第ゼロ感」ジワジワ再伸長で計41週目のチャートイン
今年の上半期ラジオ・オンエア・チャート1位を獲得した10-FEET「第ゼロ感」が、ここ数週、再び注目を集めオンエアを伸ばし始めている。前週34位から今週24位へと浮上した。
2022年11月9日に配信限定シングルとしてリリースされ、同年12月3日公開の映画『THE FIRST SLAM DUNK』エンディング主題歌に起用。映画の世界的ヒットにともない「第ゼロ感」もロングヒットを記録するなか、週間ラジオ・オンエア・チャートではリリース週から今年7月3日〜7月9日チャートまで、実に34週連続チャートインを果たした。
その後、いったんチャート圏外へ姿を消したものの、7月24日〜7月30日チャートにて175位に再登場すると今週まで多少上下しながらも、右肩上がりで再びオンエアを伸ばしているのだ。オンエア傾向から見ても純粋に再注目されてのものであり、かつ前週8月28日〜9月3日チャートでは多数のリクエストオンエアを獲得していることから、盛り上がりを見せた【FIBA バスケットボール ワールドカップ 2023】の影響も大きいことが窺える。
特に、日本が48年ぶりに自力での五輪出場を決めた9月2日、試合終了後の会場では同曲が流れ大合唱を生んだという。会場に負けじと、その思いを各番組のパーソナリティとリスナーがオンタイムで共有し、AKATSUKI JAPANの健闘を称えたことがオンエア数から推測される。
10-FEET「第ゼロ感」は今週でトータル41週目のチャートインとなる。同曲への注目はまだまだ続きそうだ。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2023年9月4日〜9月10日)
1位「NEW DANCE」XG
2位「Dangerholic」Snow Man
3位「SPECIALZ」King Gnu
4位「Rock Steady」Girls2 × iScream
5位「ハニー(アー・ユー・カミング?)」マネスキン
6位「Sweet Rain」WOLF HOWL HARMONY
7位「more than words」羊文学
8位「エヴリー・セカンド」ミイナ・オカベ
9位「Moon」Perfume
10位「Whatever Comes」TM NETWORK
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。