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【ビルボード 2023年年間Heatseekers Songs】新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」が年間1位に、NewJeans/シャイトープら多くの新人アーティストが躍進

チャート ビルボード

新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」

2023年の年間Billboard JAPAN“Heatseekers Songs”で、新しい学校のリーダーズ「オトナブルー」が首位に輝いた。

“Heatseekers Songs”は、総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中の新人アーティストを抽出したチャートだ。

「オトナブルー」は、新しい学校のリーダーズが2020年5月1日にデジタルリリースした楽曲。2023年1月頃からTikTokで“首振りダンス”が注目され始め、3月には急遽ミュージック・ビデオが公開された。また4月に入り「THE FIRST TAKE」で本楽曲が披露されるとますます人気を集め、2023年4月19日公開の“JAPAN Hot 100”では自身初となるトップ10入りを果たした。さらに下半期は地上波音楽番組への出演が相次ぎ、動画再生を中心にポイントを伸ばし続け、見事2023年の“Heatseekers Songs”を制覇した。

続くNewJeans「Hype Boy」は、ストリーミング1位、動画再生6位をマークし年間2位に。NewJeansは今年「Ditto」「ETA」など複数曲が“JAPAN Hot 100”でトップ10入り。大型音楽フェス【SUMMER SONIC 2023】やNHKの音楽特番「NHK MUSIC EXPO2023」への出演を果たすなど、日本国内でも本格的なブレイクを果たした。

そして、上半期ではトップ20圏外だったシャイトープ「ランデヴー」が、年間チャートでは3位に急上昇。同曲はシャイトープが2023年4月25日にデジタルリリースした楽曲で、夏頃よりTikTokやInstagramで本楽曲を使用した動画が急増した。特にサマーシーズンは、花火大会の映像や、家族・友達・パートナーとの夏の思い出を記録したVlogのBGMとして本楽曲が使われており、学校行事や季節イベントが制限なく開催された今年だからこそヒットした楽曲とも言えるかもしれない。

「ランデヴー」の他にも、2023年はバンドの楽曲が例年にも増して上位にチャートインした。2021年および22年の“Heatseekers Songs”年間チャートでは、トップ10にバンドの楽曲がチャートインすることはなかった。しかし今年は、トップ10中4曲をバンドの楽曲が占めた。さらに、人気アニメのタイアップに抜擢されたanoや崎山蒼志、TikTokでのバズをきっかけに海外公演を成功に収めたimase、人気ラッパーとのコラボレーションが続き常に話題が絶えなかったLANAなど、ソロアーティストのブレイクパターンにバリエーションが出てきたことも、今年の特徴と言えるだろう。

加えて顕著だったのが“Heatseekers Songs”にチャートイン後“JAPAN Hot 100”の上位に急上昇するアーティストが増加したことだ。当チャートにチャートイン後“JAPAN Hot 100”のトップ20に食い込んだアーティストは、21年度は4組、22年度は2組だった。それに対し、今年度は8LOOM、NewJeans、新しい学校のリーダーズ、MAZZEL、BUDDiiS、結束バンド、Conton Candy、崎山蒼志、シャイトープ、tuki.の10組と、昨年の5倍に増えている。この結果から、1、2年前に比べ、新人アーティストでも多くのリスナーにリーチできるチャンスが増えてきていることが推測できる。2024年は、さらに多くの新人アーティストがチャートを賑わしてくれることに期待したい。

新しい学校のリーダーズ コメント

Billboard JAPAN 2023年年間チャート“Heatseekers Songs”1位を獲得しました!
ありがとうございます!
日々我々の音楽を聴いてくださっていること、とても感謝いたします。
これからもよろしくお願いいたします!

【Billboard JAPAN Heatseekers Songs of the Year 2023】トップ20

1位「オトナブルー」新しい学校のリーダーズ
2位「Hype Boy」NewJeans
3位「ランデヴー」シャイトープ
4位「本当はね、」ヤングスキニー
5位「ちゅ、多様性。」ano
6位「NIGHT DANCER」imase
7位「ファジーネーブル」Conton Candy
8位「燈」崎山蒼志
9位「Attention」NewJeans
10位「貴方の恋人になりたい」チョーキューメイ
11位「Melody」8LOOM
12位「紡ぐ」とた
13位「TURN IT UP(feat. Candee & ZOT on the WAVE)」LANA
14位「日常革命」ねぐせ。
15位「DOGLAND」PEOPLE 1
16位「青春コンプレックス」結束バンド
17位「ギターと孤独と蒼い惑星」結束バンド
18位「How Many Boogie」SKRYU, WAZGOGG & Fuma no KTR
19位「ラブソング」マルシィ
20位「Come Again」8LOOM

集計期間:2022年11月28日~2023年11月26日

※【JAPAN Heatseekers Songs】とは
Billboard JAPAN HOT 100を構成するデータのうち、ラジオ、ダウンロード、ストリーミング、週間動画再生数を集計し、その中から急上昇中のアーティストを抽出したチャート。
<主な抽出ルール>
・当週を含む3週連続、Billboard JAPANの総合ソング・チャート<HOT 100>で1指標でも300位圏内にチャートインした楽曲
・当チャートにチャートイン後、<HOT 100>のトップ20および<HOT ALBUMS>のトップ10以内に入ったアーティストは除く
・直近6か月(26週)中4か月相当(17週)以上20位以内にチャートインしたアーティストは除く
・除外対象アーティストがfeat.等でアーティスト名に明記されている場合はその楽曲も除く など

※2023年年間Billboard JAPAN“Heatseekers Songs”は、この1年間にチャートインしたすべての楽曲(途中で除外された楽曲を含む)を年間チャートのポイントに並び替えた順位となる。

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