藤井風、全局OA&最多リクで1位/ボン・ジョヴィ14年ぶり洋楽1位/J・ティンバーレイクAL発売週で3位【エアモニ】
2024年3月27日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年3月18日〜3月24日プランテック調べ)では、藤井 風「満ちてゆく」が1位を獲得した。
映画『四月になれば彼女は』主題歌として書き下ろされた同曲は、3月15日配信リリースと同時に各局でいっせいにオンエア開始されると、前週チャートにて12位に初登場。勢いそのままにオンエアを伸ばし続け、今週は調査対象となる全てのステーションでオンエアを獲得し、FM/AM別両チャートを制しての完勝となった。
パワープレイ選出がないなか、各ステーションでバランス良くオンエアを積み上げている点、そして多数局・番組にわたって確認されたリクエストオンエア数が、今週ダントツで最多である点から、必然的に広く注目が集まり大量オンエア獲得に至ったと言えよう。リクエスト数の多さからは早くもロングヒットが推測される。
2位はボン・ジョヴィ「レジェンダリー」が前週82位から急浮上した。6月リリース予定のアルバム「フォーエヴァー」より先行配信1stシングルとなる同曲。実に24年ぶりの日本のドラマ主題歌として、4月期ドラマ「ブルーモーメント」とのタイアップ決定が話題となっているが、今週、洋楽では断トツの最多となったリクエストオンエア数がソレを裏付けている。
当然、洋楽部門では堂々1位であり、ボン・ジョヴィによるアルバムリリース週での1位獲得は、2009年の「ザ・サークル」時の2009年11月2日〜11月8日チャート以来(当時は総合でも1位)のこと。また、今週の関西エリアチャートでは藤井 風を凌ぎ総合1位だったほか、名阪のAM含めて広く74.2%のステーションでオンエアを獲得していることからも、今回のニューアルバムにおける注目度の高さが窺える。
3位にはジャスティン・ティンバーレイク「ノー・エンジェルズ」が初登場した。3月15日リリースのアルバム「Everything I Thought It Was」に収録の同曲。リリースと同時にオンエアが開始され、前週チャートでは圏外だったものの、今週に入ってから一気にオンエアが伸長したかっこうだ。
上位のボン・ジョヴィと同率となる95.5%のFM局でオンエアを獲得している点はさすが。また、同作からは1月に先行リリースされた「セルフィッシュ」も112位に同時チャートインしており、こちらは今週で9週目を迎えるロングヒットとなっていることも特筆したい。
一足早い桜前線、オンエアチャート上で桜/春ソングが開花始める
桜の開花が当初の予想や昨年から大幅に遅れているなか、今週のラジオ・オンエア・チャート上では早くも桜ソングおよび春ソングが登場し始めた。
文字通り春ソングであるスピッツ「春の歌」は前週53位から31位まで浮上、そして桜ソングの代表格のひとつ、aiko「桜の時」が38位に登場した。両2曲は多数のリクエストオンエアも獲得している。
また、松 たか子「明日、春が来たら」が前週67位から39位へ上昇した他、GReeeeN「遥か」とYUI「CHE.R.RY」が同着54位に再登場。ケツメイシ「さくら」(165位→59位)、yama「春を告げる」(131位→60位)が大きく伸長した一方、森山 直太朗「さくら」(65位)、嵐「サクラ咲ケ」(65位)、宇多田 ヒカル「SAKURAドロップス」(76位)、コブクロ「桜」(79位)、星野 源「桜の森」(87位)、松田 聖子「赤いスイートピー」(87位)が、今年もチャート復帰を果たした。
(結果的に遅れることになったが)開花予想が発表されたタイミングでもあり、じきに見られるであろう桜に期待を寄せた人が如何に多かったかがオンエア状況からも分かる。開花への期待はつぼみとともに日に日に膨らみ、そして次週チャートではさらに色濃く映し出されることと予想される。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2024年3月18日〜3月24日)
1位「満ちてゆく」藤井 風
2位「レジェンダリー」ボン・ジョヴィ
3位「ノー・エンジェルズ」ジャスティン・ティンバーレイク
4位「絶絶絶絶対聖域」ano feat.幾田りら
5位「少しだけ」五十嵐ハル
6位「最幸のふたり」竹内 アンナ
7位「masquerade」TRF
8位「TRy the Future」TRF
9位「WISH」NCT WISH
10位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。