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OA訴求効果が鮮明、YouTubeコメで実証/ME:I首位へ/BUMP新曲2位/aiko最多リクの3位【エアモニ】

チャート プランテック

プランテック

2024年4月24日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年4月15日〜4月21日プランテック調べ)では、ME:I「Click」が1位を獲得した。

サバイバルオーディション番組「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」発のガールズグループによる、4月17日リリースのデビューシングル「MIRAI」からリード曲となる同曲。3月25日の配信リリースとともにスタートしたラジオオンエアは日に日に伸長し、同週3月25日〜3月31日チャートで37位に初登場。その後も安定したオンエアを獲得しチャートイン4週目となる今週、シングルリリース週を受けてオンエアが急伸し前週25位から首位へと上り詰めた。

特定コーナー/番組の固定枠における定期オンエアを基盤にしつつ、関東エリアを中心とするAM局でも多数オンエアを獲得している点、そして積極的なゲスト/コメント出演が奏功し多くのリクエストオンエアも獲得している点は特筆すべきだろう。既に確立しているファンリスナーがオンエア増に貢献していることが分かる。調査対象局の74.2%のオンエア獲得率が今後どこまで波及するか期待したい。

2位にはBUMP OF CHICKEN「邂逅」が初登場した。映画『陰陽師0』主題歌となる同曲は、4月15日の配信リリースとともに各局・番組でいっせいにオンエア開始。勢いそのまま調査対象の90.3%および全てのFMステーションでのオンエアを獲得し、米津 玄師「さよーならまたいつか!」(2位→5位)に次ぎ今週最も広く注目された曲となった。

BAYFMでのパワープレイ選出や固定コーナー/番組で確保したオンエアのみならず、多数番組で広くオンエアを獲得している点はさすが。初週ながらリクエストオンエアも多数獲得する注目度であり、映画との相乗効果によるロングヒットも期待できそうだ。

3位はaiko「相思相愛」が前週17位から浮上した。劇場版『名探偵コナン 100万ドルの五稜星(みちしるべ)』主題歌となる同曲は、映画公開と同日4月12日に先行配信されると同時に多数番組にてオンエアスタート。日付が変わってすぐのタイミングでオンエアする前日深夜放送の番組も見られたなか、わずか3日の集計期間ながら前週チャートで上位初登場。今週は87.1%のステーションと広い範囲でオンエアを獲得した。

注目すべきはリクエストオンエアの数だ。解禁直後から多数確認されてきたリクエストオンエアはさらに急増し、今週2番目に多かった米津 玄師「さよーならまたいつか!」およびMrs. GREEN APPLE「ライラック」(119位→8位)の倍となる圧倒的多数を獲得するに至っている。まさにラジオと“相思相愛”であるaikoの新曲らしい反応が見られた。

ラジオOAによる訴求効果が鮮明、bokula.やFurui Riho等のMVに見るコメントで実証

今週のラジオオンエアチャートもビッグネームによる話題曲や新星アーティスト達の楽曲が混戦したお馴染みの様相が見られるなか、特に新星組は大量オンエアによる訴求効果がはっきりと表れているようだ。それぞれのMVコメント欄から鮮明に見て取れることが分かった。

6位のbokula.「涙ばっかのヒロインさん」は、前週5位からのランクダウンながらオンエア数、およびオンエア獲得ステーション数は前週から増加した。

4人組ロックバンドが4月17日にリリースしたEP「涙 滲むのは心の本音です.」からの同リード曲は、BAYFM、FM NACK5、FM FUJI、α-STATION、e-radio、cross fm、AIR-G’、Date fm、FM-NIIGATAなど、全国多数局で4月度の月間パワープレイに選出されており、今週でチャートイン3週目だ。YouTube上のMVコメント欄には“ラジオで聞いてMVを観に来た”といった種の書き込みが多数見受けられ、特にここ一週間ほどで急増していることから大量オンエア効果が出始めたことが顕著に窺える。

7位のFurui Riho「Your Love」は、北海道出身のシンガーソングライターが4月3日にリリースしたアルバム「Love One Another」からの一曲。同じくKiss FM、α-STATION、e-radio、FM FUKUOKA、FM NORTH WAVE、Date fmなど、多数局で月間パワープレイに選出されており、初週4月1日〜4月7日チャートでは2位に初登場した。

同曲はオンエア開始当初から多数のリクエストオンエアを獲得し続けており、楽曲自体の求心力が高いことも実証されている。同じくYouTubeコメント欄には、ラジオで知って好きになった旨や、中には“久々にラジオで聴いた曲を必至で探した”といったインパクトのあるコメントも確認できる。前週からゲスト/コメント出演も積極的に行っており、さらなる波及を期待したいところだ。

また、こちらもチャートイン3週目となるLaura day romance「透明」(12位→11位)は、トップ10圏外へとダウンした前週から一転、今週はオンエア数やリクエストオンエア数が伸長。当初局地的だったオンエアも波及傾向にあり、YouTubeでは“ラジオで知って来た”旨のコメントが確認され始めている。

これらは今週上位にチャートインした楽曲のみを追跡したほんの一例だが、ラジオプロモーションにより新規ファン獲得に成功していることがはっきりと窺えるだろう。音楽に感度の高いラジオリスナーの耳に届けるべく、大量オンエアの獲得は新人アーティストにとっても有効なプロモーション手段だと言える。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年4月15日〜4月21日)

1位「Click」ME:I
2位「邂逅」BUMP OF CHICKEN
3位「相思相愛」aiko
4位「traveling」宇多田 ヒカル
5位「さよーならまたいつか!」米津 玄師
6位「涙ばっかのヒロインさん」bokula.
7位「Your Love」Furui Riho
8位「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
9位「忘レナ唄」マカロニえんぴつ
10位「アビス」ヤングブラッド

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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