ミセス伸長でWスコアの圧勝/あいみょん最広注目度で2位/BE:FIRST大量OA維持の3位/GWの好天が選曲に影響【エアモニ】

2024年5月8日 16:57

2024年5月8日発表のラジオ・オンエア・チャート（集計期間：2024年4月29日〜5月5日プランテック調べ）では、Mrs.GREEN APPLE「ライラック」が1位を獲得した。

TVアニメ「忘却バッテリー」オープニング・テーマとなる同曲は、4月12日の配信リリースとともにオンエアが開始されると4月8日〜4/14週チャートで119位に初登場。その翌週に8位へと浮上し前週には12位へといったん下降するも、チャートイン4週目の今週、下位とダブルスコア以上の大量オンエアを獲得し、FMチャート全エリア制覇の圧勝となった。

定期コーナー/番組の固定枠でのオンエアを積み上げ、調査対象局の87.1％と広い範囲のステーションでオンエアを獲得。オンエア解禁以降、今週まで一貫してリクエストオンエアが多いこともさすがの注目度だ。初夏に合うサウンドが週を通してラジオから溢れていた。

2位はあいみょん「会いに行くのに」が前週19位から浮上した。ドラマ「アンメットある脳外科医の日記」主題歌となる同曲は、5月1日の先行配信からさらに先行し、4月24日放送のJFN系列番組「SCHOOL OF LOCK!」にて初オンエア。その翌日には早速リクエストも多数確認されながら他局・番組で広くオンエアされ、前週チャートに初登場。リリースを迎えた今週は96.8％のステーションでオンエアを獲得し、最も広く注目された曲となった。

広範囲にわたり様々な番組でオンエアを獲得している点、そしてaiko「相思相愛」（7位→5位）に次いで今週2番目に多くのリクエストオンエアを獲得している点は、“ラジオ先行解禁”の効能もあっての事だろう。こちらも初夏らしい爽やかな楽曲であり、22日のシングルリリースまで長期オンエアが期待できそうだ。

3位はBE:FIRST「Masterplan」が前週1位からダウンした。リリース週となった前週に初登場首位を飾った同曲は、今週も大量オンエアをキープ。発売翌週ながら依然として調査対象の77.4％、FMでは9割以上と広い範囲のステーションでオンエアを獲得するに至った。

前週に続いて多数番組でゲスト/コメント出演が確認されており、積極的なラジオプロモーション展開が奏功しTOP3を死守したかっこうだ。

好天に恵まれたGW、初夏・ドライブ旅・休日ソングが上位にチャートイン

今週は天気に恵まれたゴールデンウィークだった事も相まって、お馴染みのドライブ・休日ソングはもとより、初夏に相応しい爽やかな楽曲の数々がチャート上位に並んだ。

新曲勢に紛れて突如56位に姿を現したビー・ジーズ「若葉のころ」は、その名の通りこの時期お馴染みの曲。ただ、通常は上昇しても100位前後で留まるところだが、今年は天候が影響してか例年に比べて大きく伸長したのが印象的だ。同じく植物にちなんだシーズナリーソング、一青窈「ハナミズキ」も前週200位から77位へと浮上した。

一方、圏外から61位に再登場した奥田民生「イージュー☆ライダー」はじめ、米米CLUB「浪漫飛行」（136位→77位）なんかも旅のお供にお馴染みの往年曲。同着90位に再登場した松任谷由実「中央フリーウェイ」、藤井風「きらり」はドライブソングであり、カーラジオで聴いたリスナーも多かったことだろう。ちなみに「きらり」は2021年リリースと比較的最近の曲だが、定番ソング化したと言えよう。

洋楽からもストレートな休日ソングとしてお馴染みのグリーン・デイ「ホリデイ」（65位）、マドンナ「ホリデイ」（90位）がそれぞれ再登場した。

なお、上記以外にも下位に各種往年ソングが多数チャートインするなか、Quw「Night Walk」（4位）、umitachi「春眠」（16位）、GOOD BYE APRIL「ニュアンスで伝えて feat. ヒグチアイ」（23位）といった、初夏に合う新曲勢も今週のチャート上位に初登場している。これら楽曲は各局のパワープレイに選ばれていることから、次週以降もしばらく、梅雨時期までの爽やかな気候と一緒に楽しめそうだ。

RADIO ON AIR DATA

（集計期間：2024年4月29日〜5月5日）

1位「ライラック」Mrs.GREEN APPLE
2位「会いに行くのに」あいみょん
3位「Masterplan」BE:FIRST
4位「Night Walk」Quw
5位「相思相愛」aiko
6位「フォートナイト feat. ポスト・マローン」テイラー・スウィフト
7位「さよーならまたいつか！」米津玄師
8位「音色」SixTONES
9位「Welcome to life」SATOH
10位「traveling」宇多田ヒカル