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ミセス発売翌週に1位へ/Number_i初登場2位/米津玄師に最注目3位/AL好セールスにラジオOAが影響【エアモニ】

チャート プランテック

プランテック

2024年6月5日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年5月27日~6月2日プランテック調べ)では、Mrs.GREEN APPLE「Dear」が1位を獲得した。

映画『ディア・ファミリー』主題歌となる同曲は、配信リリースと同日5月20日にオンエアが開始されると、日を追う毎に波及していき前週チャートに11位で初登場。今週月曜日よりいっきに広範囲へとオンエア波及し、2位以下と100回以上の大差を付けての圧勝となった。

ウィークデー中心の帯番組/コーナーなど定期枠でまとまったオンエアを積み上げつつ、全国的に幅広い番組でオンエアを獲得している点はさすが。若干AM局でのオンエアに偏りがみられたものの、全調査対象の8割を超えるステーションでオンエア獲得に至った。リリース翌週ながらオンエアが伸びている点、そしてタイアップとなる映画公開が6月14日となることから、次週以降も大量オンエアが予想される。

2位はNumber_i「BON」が初登場した。ミニアルバム「No.O-ring-」よりリード曲となる同曲は、5月27日リリース当日よりFMを中心とする帯番組/コーナーの定期枠で多数オンエアを積み上げていった結果、調査対象の58.1%のステーションでオンエアを獲得した。

AMでのオンエア獲得は関西のABCラジオでの1回のみだが、関東エリアではFMのみでのオンエアでダントツの首位に至るなど、局地的に大量オンエアを積み上げた。大量オンエア局ではリクエストオンエアも広くみられるなど、広範囲でのオンエア獲得によりさらに広く訴求し得ることと予想されるため、今後のオンエア波及に期待したい。

3位は米津 玄師「毎日」が初登場した。日本コカ・コーラ「ジョージア」のCMソングとして書き下ろされた同曲。5月27日の配信リリースと同時に各局いっせいにオンエアが本格的に開始されると、勢いそのままに広く波及していき、結果、調査対象の90.3%およびFMでは全てのステーションでオンエアを獲得した。

リクエストオンエアはFM/AM問わず全国広範囲で確認されており、その数は今週ダントツの最多となったことも特筆すべきだろう。オンエア総数は上位2曲に及ばずも、今週最も広く注目された曲となった。

椎名林檎やイエモンほか新作群から複数曲チャートイン、いずれも好セールスへ

今週のチャートでは、ニューアルバムから複数の収録曲が同時チャートインする事例がいくつも確認された。

椎名林檎が5月29日にリリースしたアルバム「放生会」からは、“7人の歌姫”をゲストに迎えた7曲中(全13曲収録)、実に計5曲がチャートイン。TOP10入りしたのっち(Perfume)との「初KO勝ち」(9位)をはじめ、新しい学校のリーダーズとの「ドラ1独走」(35位)、AIとの「生者の行進」(65位)、中嶋イッキュウ(tricot、ジェニーハイ)との「ちりぬるを」(87位)、DAOKOとの「余裕の凱旋」(197位)が特にオンエア伸長した。JFN系列の人気番組「SCHOOL OF LOCK!」へのゲスト出演時もニューアルバムが紹介され、多くのリスナーへインパクトを与えたことだろう。

ちなみに、デビューシングルである「幸福論」も今週、多数番組がオンエアし197位に再登場しており、5年ぶりにニューアルバムをリリースした椎名林檎に必然と注目が集まったことがうかがえる。

THE YELLOW MONKEYが同じく29日にリリースしたアルバム「Sparkle X」からは、計4曲がチャートインした。FM FUKUOKAで大量オンエアを獲得した「罠」(22位)を筆頭に、「SHINE ON」(49位)、「ソナタの暗闇」(74位)、「ホテルニュートリノ」(149位)が初登場、もしくは再登場した。こちらは多数番組へのゲスト出演が確認されており、オンエア伸長の一因となった。

上述の2作品は今週のセールスチャートでも好成績を残している様子だ。注目に値する作品であることは言わずもがな、それに加えた細かなプロモーションが奏功してのことと推測される。

一方で、リリースから数週間経ったものの未だに広くアルバム紹介、および収録曲のオンエアが多数みられたのが、デュア・リパとimaseだ。

デュア・リパのアルバム「ラジカル・オプティミズム」(5月8日発売)は、リリース週と同じく今週も収録曲5曲がチャートインした。「イリュージョン」(58位→57位)、「トレーニング・シーズン」(-位→79位)、「ジーズ・ウォールズ」(73位→87位)、「フーディーニ」(-位→103位)、「エンド・オブ・アン・エラ」(-位→140位)

そしてimaseのアルバム「凡才」(5月15日)からは、リリース週チャートでは実に7曲がチャートインしていたが、今週も前週に続いて4曲がチャートインするなど3週にわたり広くオンエアされたことになる。「Rainy Driver」(28位→33位)、「NIGHT DANCER」(45位→63位)、「BONSAI」(68位→140位)、「Happy Order?」(193位→197位)

この2作品についても、長期的な露出効果によりリリース翌週以降も着実にセールスを積み上げているようだ。アルバム単位で楽しむ音楽ファンに対し、いかにラジオオンエアの訴求効果が高いかがうかがえる。とは過言だろうか、少なくとも影響していることは間違いなさそうだ。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年5月27日~6月2日)

1位「Dear」Mrs.GREEN APPLE
2位「BON」Number_i
3位「毎日」米津 玄師
4位「Love seeker」JO1
5位「拝啓、俺たちへ」コムドット
6位「NINNIN JACK」IMP.
7位「Night Walk」Quw
8位「How Sweet」NewJeans
9位「初KO勝ち」椎名 林檎とのっち(Perfume)
10位「オーバードライブ」KOTORI

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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