DAM、2024年上半期に最も歌われた楽曲はVaundy「怪獣の花唄」歌手別ではMrs. GREEN APPLEが初の1位に
第一興商は6月10日、DAM 2024年上半期カラオケランキングとして、楽曲別、歌手別、上半期発売楽曲、上半期放送・公開/アニメ・アニメ映画主題歌、上半期発売演歌の調査を実施した。
当ランキングは、同社が提供する通信カラオケDAMの歌唱度数を集計して算出している(調査期間:2024年1月1日~6月4日)。2024年1月1日以降に配信した曲は「初」、2023年年間ランキング31位以下の曲は「圏外」と表記。なお、バージョンが複数ある曲は、同一曲として集計している。
楽曲別は、Vaundy「怪獣の花唄」が2023年年間ランキングに引き続き1位を獲得した。歌手別は、2023年「日本レコード大賞」を受賞したMrs. GREEN APPLEが初の1位となった。また、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が上半期発売楽曲および上半期放送・公開/アニメ・アニメ映画主題歌で2冠となった。
2024年上半期ランキングで最も歌われた楽曲は、Vaundy「怪獣の花唄」だった。2020年5月発売の同曲は、2022年「NHK紅白歌合戦」で歌唱されたことで話題となったが、2023年年間ランキング楽曲別でも1位を獲得。キャッチーなメロディラインと奥深い歌詞が根強い人気となっているようだ。
今年1月7日に配信リリースされた2位のCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」は、アニメのオープニングテーマに起用された。アニメのオープニングムービーに合わせて一緒に踊る「BBBBダンスチャレンジ」がSNSで流行し、日本のみならず海外でも広く話題となった。
2位同様、大きくジャンプアップした曲として、弱冠15歳のシンガーソングライター・tuki.「晩餐歌」が3位にランクイン。昨年7月にTikTokに投稿して大きな反響があったことから、9月にフルサイズ音源をリリース。瞬く間に人気楽曲となり、3位を獲得した。
今年上半期にDAMで一番人気のあったアーティストは、Mrs. GREEN APPLEだ。2023年上半期ランキング歌手別8位、2023年年間ランキング歌手別5位と着実に順位を上げ、今回、堂々の1位となった。楽曲別8位にランクインした「ケセラセラ」は、2023年(第65回)「日本レコード大賞」を受賞した。また、Creepy Nutsが11位と、初めて20位内にランクインした。
Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が上半期発売楽曲および 上半期放送・公開/アニメ・アニメ映画主題歌で2冠を達成。楽曲別では2位にランクインした。今年の1月から3月にかけて放送されたアニメ「マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編」のオープニングテーマで、同社が2024年4月11日に発表した「2024年冬アニメ主題歌カラオケランキング」でも1位だった。さらに、今年3月10日~3月16日付週間カラオケランキングで1位を獲得して以来、最新ランキング(5月26日〜6月1日付)まで12週にわたって1位をキープ。今、もっとも勢いのある楽曲といえそうだ。
天童よしみ「昭和かたぎ」が1位に。昭和を生きた女性の優しくも力強い姿を歌い上げた王道演歌で、今年最初のシングルとして2月に発売され、多くの演歌ファンに支持された。上半期発売楽曲では12位を獲得した。