IS:SUE発売週で1位へ/ミセス最新曲&前作で2、3位占拠/梅雨入りもチャートはまだ雨模様【エアモニ】
2024年6月26日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年6月17日〜6月23日プランテック調べ)では、IS:SUE「CONNECT」が1位を獲得した。
サバイバルオーディション番組初のガールズ版「PRODUCE 101 JAPAN THE GIRLS」より登場した4人組ガールズグループが、6月19日にリリースしたデビューシングル「1st IS:SUE」からの同リード曲。5月17日の先行配信を経て同20日からラジオオンエアが開始されると、翌週5月27日〜6月2日チャートで140位に初登場。以降、毎週右肩上がりにオンエアを伸ばしていき、前週15位からシングルリリース週を迎えた今週、首位へと上り詰めた。
BAYFM、FM FUJI、Date fm、FM-NIIGATAなどのパワープレイ選出局による大量オンエアをベースに積み上げ、調査対象となる58.1%のステーションでのオンエア獲得だ。リクエストオンエアも今週から確認され始めており、更なる波及も期待できそうだ。
2位はMrs.GREEN APPLE「コロンブス」が前週64位から急浮上した。6月12日の配信リリースとともにオンエアが開始された同曲は、引き続きFMでの帯番組/コーナーといった定期枠を中心にオンエアを獲得。前週から632%のオンエア増と、リリースの翌週に大きく伸長したかっこうだ。
3位もMrs.GREEN APPLEの「Dear」が前週13位から浮上した。5月20日に配信リリースされた同曲は、リリース週の5月20日〜5月26日チャートで11位に初登場すると翌週1位へと浮上。その後も安定多数のオンエアを維持しチャートイン5週目となった今週、オンエアは57%増と再び伸長した。主題歌に起用した映画『ディア・ファミリー』の好調ぶりや、前述の最新曲MVにおける事象を汲んでの選曲と推測されるオンエアがあったことも再伸の一因だろう。いずれにせよ、トップアーティストとしての注目度の高さがうかがえる。
関東甲信越も梅雨入り、オンエアチャートはまだ“雨模様”
平年より2週間遅く関東甲信越でも梅雨入り宣言がなされた今週、この時期を象徴するシーズナルソングがチャート上に登場し始めたものの、雨の状況に準じて若干スロースタートの様子がうかがえる。
毎年恒例の秦 基博「Rain」は89位に今季初登場しており、これが関連曲では最上位となる。また、複数ネット番組でのリクエストオンエアが影響し4年ぶりのチャートインとなった森高千里「雨」は95位、と100位以内はこの2曲のみだ。
これに続くのは、大江千里「Rain」(108位)、SEKAI NO OWARI「RAIN」(118位)、スティーブン・ビショップ「雨の日の恋」(118位)、レディー・ガガ「レイン・オン・ミー(with アリアナ・グランデ)」(144位)、原 由子「あじさいのうた」(144位)、スピッツ「あじさい通り」(160位)、ニール・セダカ「雨に微笑を」(178位)、ASKA「はじまりはいつも雨」(192位)。例年に比べて少し寂しい印象が否めない。
関東での梅雨入りが週後半だったことも関連曲のオンエアが伸びなかった一因だが、例えば、ジーン・ケリー、B.J.トーマス、小林 麻美、Mr.Children、徳永 英明などの超定番曲がチャートインしていない状況も、少し物足りなさを感じる要因だ。各局・番組の選曲が梅雨らしくなるのはこれからなのだろう。
意外にも(?)爽やかな曲ばかりの“雨/梅雨ソング”で、今年もジメジメした嫌な季節を乗り越えるべく、各番組の好選曲に期待したい。
RADIO ON AIR DATA
(集計期間:2024年6月17日〜6月23日)
1位「CONNECT」IS:SUE
2位「コロンブス」Mrs.GREEN APPLE
3位「Dear」Mrs.GREEN APPLE
4位「焦動」レトロリロン
5位「毎日」米津 玄師
6位「Song For You & Me」DENIMS
7位「Mustang」Apes
8位「WOKE UP」XG
9位「Toxic」TAIL
10位「MIRROR」Ado
10位「Never Let Go」Jung Kook
ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。