サザン全局OAで圧勝/INI多数リクエストの2位/NewJeans日本デビューSG広く注目で3位/洋楽曲こぞって伸長【エアモニ】

チャート プランテック

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2024年7月3日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年6月24日〜6月30日プランテック調べ)では、サザンオールスターズ「恋のブギウギナイト」が1位を獲得した。

7月期ドラマ「新宿野戦病院」の主題歌に決定している同曲は、デビュー記念日でもある6月25日の配信リリースに先行し、22日放送のJFN系列番組「桑田佳祐のやさしい夜遊び」にて初解禁。その後、リリース日を迎え各局いっせいにオンエアが開始されると、結果、調査対象となる全FM/AM局でオンエアを獲得しての初登場首位となった。

オンエア総数は2位以下の1.3倍以上、また全国広範囲のFM/AM各局で確認されたリクエストオンエア数も下位のおよそ2倍と、今週ダントツで最も注目されての圧勝だ。今冬リリースが発表された9年ぶりのオリジナル・アルバムに向け、大きく狼煙を上げたかっこうだろう。「勝手にシンドバット」(78位)、「TSUNAMI」(172位)、「いとしのエリー」(197位)など、歴代代表曲のオンエア伸長からもその注目度がうかがえる。

2位はINI「LOUD」が前週27位から浮上した。6月26日リリースのシングル「THE FRAME」からリード曲となる同曲。同17日の先行配信とともに開始されたオンエアは、少しずつ伸長していき前週チャートに初登場。シングルリリース週を迎えた今週、いっきに急伸したかっこうだ。

帯放送のコーナー/番組といった定期枠でまとまったオンエア数を確保しつつ、27日放送のJFN系列番組「ディア・フレンズ」でのゲスト出演、および多数番組でのコメント出演も奏功し、多数のリクエストオンエアが確認されていることも特筆すべきだろう。上位のサザンオールスターズに継ぐその数からは、ファンダム拡大の勢いの凄さが見て取れる。

3位はNewJeans「Supernatural」が前週84位から急浮上した。6月21日リリースの日本デビューシングル表題曲となる同曲は、リリース当日のオンエア解禁以降、日を追うごとに伸長していき前週チャートに初登場。リリースを迎えた今週は、FM全局をはじめ調査対象の83.9%となる広範囲のステーションでオンエアを獲得しTOP3入りとなった。

こちらも多数確認されたリクエストオンエア数も然ることながら、注目すべきは非常に多くの番組でオンエアを獲得している点だ。より一般層にも及ぶその注目度の高さが、自然と各番組でのオンエアに繋がったのだろう。同カップリング曲である「Right Now」(107位)の同時チャートインや、前作「How Sweet」(22位→78位)も依然としてオンエアされていることがそれを裏付けている。

コールドプレイ、アヴリル・ラヴィーンほか洋楽注目タイトルが続々伸長

今週のチャートでは、サザンオールスターズの新曲の圧倒的なオンエア数獲得をはじめ上位3曲を邦楽が占めるなか、洋楽の複数注目タイトルも大きくオンエアを伸長させる結果となった。

4位にチャートインしたコールドプレイ「フィールズライクアイムフォーリングインラヴ」は、10月にリリースされるニューアルバム「ムーン・ミュージック」からの先行シングル。6月21日のリリースと同時にFM局を中心にオンエア開始され、前週71位に初登場すると今週、オンエアはAM局ふくめ調査対象の77.4%のステーションへと波及。今週からリクエストオンエアも確認されて始めている。

5位のアヴリル・ラヴィーン「ガールフレンド」は、6月21日リリースのベストアルバム「グレイテスト・ヒッツ」からの一曲。キャリア初となる同作のリリース決定アナウンスを経て、5月の第3週よりこれまで安定数のオンエアをキープしつつ、リリースを迎えた前週118位に再登場。今週は定期枠等でのオンエアを重ね急伸した。

多数番組にてアルバム特集やプレゼントキャンペーンが実施されており、同作からこの他、「コンプリケイテッド」(-位→68位)、「スケ8ター・ボーイ」(129位→72位)、「マイ・ハッピー・エンディング」(-位→139位)、「ワット・ザ・ヘル」(-位→157位)と計5曲が同時チャートイン。注目度の高さが好セールスに繋がっている様子だ。

9位のサブリナ・カーペンター「プリーズ・プリーズ・プリーズ」は、ディズニー・チャンネル出身シンガー/俳優が6月7日にリリースしたニューシングル。6月10日〜6月16日チャートで28位に初登場し前週12位と、今週3週目を迎える。また、前シングル「エスプレッソ」も依然45位とオンエア好調で、8月リリースのアルバム「ショート・アンド・スウィート」までさらに勢いをつけてくると思われる。

10位のペギー・グー「ロブスター・テレフォン」は、韓国出身のアーティスト/プロデューサー/DJが6月7日にリリースしたデビュー・アルバム「アイ・ヒア・ユー」収録曲。α-STATIONとcross fmで6月の月間パワープレイに選出されており、チャートイン中のここ5週間、オンエア総数の9割以上が同2局での大量オンエアによるものとなっている。なお、他局では同アルバムから別の収録曲が定期的に紹介されていることから、現状は“知る人ぞ知る”存在なのだろう、洋楽ファンは注目だ。

また、11位以下でもグレイシー・エイブラムス「リスク」(13位→12位)、アリアナ・グランデ、ブランディ、モニカ「ザ・ボーイ・イズ・マイン」(-位→14位)、ポスト・マローン、ブレイク・シェルトン「ポア・ミー・ア・ドリンク」(-位→22位)などが伸長。特に初登場の後者2曲は次週以降、さらなる伸長も期待できそうだ。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年6月24日〜6月30日)

1位「恋のブギウギナイト」サザンオールスターズ
2位「LOUD」INI
3位「Supernatural」NewJeans
4位「フィールズライクアイムフォーリングインラヴ」コールドプレイ
5位「ガールフレンド」アヴリル・ラヴィーン
6位「Songbird」NCT WISH
7位「Mustang」Apes
8位「焦動」レトロリロン
9位「プリーズ・プリーズ・プリーズ」サブリナ・カーペンター
10位「CONNECT」IS:SUE
10位「ロブスター・テレフォン」ペギー・グー

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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