ミセス新曲で圧勝/BE:FIRST最広域OAで2位/5週目YOASOBIが3位死守/オンエア訴求効果をYTで検証【エアモニ】

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2024年8月21日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年8月12日〜8月18日プランテック調べ)では、Mrs.GREEN APPLE「familie」が1位を獲得した。

4月からスタートした5ヶ月連続リリースの第5弾となる同曲は、8月9日の配信リリースと同時にオンエアが開始されると、若干控えめに前週8月5日〜8月11日チャートで197位に初登場。今週に入るとともにオンエアは急伸し、2位以下と大差となる大量オンエアを獲得しての首位となった。

定期コーナー/番組といった帯放送枠を中心に積み上げられたオンエアは、調査対象の80.6%と全国広範囲のステーションで獲得。リクエストオンエアも上位10曲中では藤井 風「Feelin’ Go(o)d」に次いで多数確認された。5ヶ月連続リリースの第1弾「ライラック」および夏の定番ソング「青と夏」も同着74位と、ロングヒットから最新曲までの3曲が同時チャートインしており、今の彼らの勢いを表している。

2位はBE:FIRST「Blissful」が初登場した。8月28日リリースの2ndアルバム「2:BE」からリードトラックとなる同曲。12日の先行配信と同時に各局で開始されたオンエアは、一週間を通じて調査対象90.3%となるステーションで確認されるに至り、今週最も広範囲で注目された曲となった。

こちらも定期コーナー/番組の帯放送枠を中心に大量オンエアを積み上げつつ、リクエストオンエアもMrs.GREEN APPLE「familie」に迫る多さで、様々な局で確認された。多数のコメントゲスト出演といった積極的な露出も多くのファンを喜ばせたであろう。アルバムリリースまでその勢いは堅持されることと思われる。

3位はYOASOBI「舞台に立って」が前週ポジションを死守した。“NHKスポーツテーマ2024”として書き下ろされた同曲は、7月26日の配信リリース以降、前週まで開催されたパリオリンピックの盛り上がりとともにオンエアは右肩上がりで伸長。チャートイン5週目となった今週は、interfmでの大量オンエアを基盤にさらにオンエアを伸ばす結果となった。

局地的な大量オンエアに支えられてのTOP3維持となったものの、全国広範囲で確認されたリクエストオンエアが依然好調であることも特筆すべきだろう。タイアップ効果が外れたなか、楽曲自体の注目度が維持された証だ。

上位ネクストブレイカー勢のラジオ訴求効果、MVコメント欄で実証

今週のチャート上位では、ビッグネーム達に入り交じり複数のネクストブレイカー勢が大健闘。そのどれもが大量オンエアによる訴求効果を実感していることだろう。それぞれYouTubeにあがっているMVのコメント欄より、“ラジオで聴いてファンになった”新たなリスナー獲得に至っていることがうかがえる。

前週6位から4位へと上昇した汐れいら「糸しいひと」は、東京都出身SSWによる1st EP「No one」からのリード曲。FM Osaka、α-STATION、e-radio、Love FM、AIR-G’、東海ラジオ、関西エリアAMでの“Monthly A Music”など、8月度の月間パワープレイに多数選ばれており、今週はFM/AM問わず51.6%のステーションでオンエアを獲得。YouTube上では、その歌声や楽曲に惹かれMVにたどり着いた旨のコメントが複数確認できる。

一方、前週33位から8位へと急伸したHana Hope「サマータイム・ブルース」は、2006年生まれの新世代アーティストによる新曲。7月22日放送J-WAVE「STEP ONE」でのフル解禁後、オンエアは同局中心に広がっていき今週は71%のステーションで獲得。月間パワープレイ選出がないなか、広範囲に及ぶオンエア獲得はラジオにおける注目度を表している。そんなオンエア波及に準じ、MVでの“ラジオで聴いて知った”旨のコメントが急増している点は特筆すべきだろう。局地的にならず、多数局で積み上げた結果の大量オンエアにより高い訴求効果を得られているようだ。

また、オンエア数こそ微減したものの前週11位から10位へとTOP10入りしたNIKO NIKO TAN TAN「Only Lonely Dance」は、クリエイティブミクスチャーユニットによるメジャー1stアルバム「新喜劇」収録曲。FM FUKUOKA、FM NORTH WAVE、Date fmで月間パワープレイに選出されており、今週は48.4%のステーションでオンエアを獲得。オンエア総数の半数以上をFM FUKUOKAが占める局地的な大量オンエアながら、ダンサブルな楽曲がラジオリスナーの耳を惹き“一発で好きになった”旨のコメントが目立つ。オンエア範囲を広げることで更なるファン開拓が見込めそうだ。

RADIO ON AIR DATA

(集計期間:2024年8月12日〜8月18日)

1.familie / Mrs.GREEN APPLE
2.Blissful / BE:FIRST
3.舞台に立って / YOASOBI
4.糸しいひと / 汐れいら
4.Head Shot / 木村 拓哉
6.6 フィート・アンダー / ケンジー
7.NG / ちゃんみな
8.サマータイム・ブルース / Hana Hope
8.Feelin’ Go(o)d / 藤井 風
10.Only Lonely Dance / NIKO NIKO TAN TAN

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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