竹内まりや新曲が圧勝/ME:I積極的プロモで2位/aiko発売週で3位/オアシス等世相表すチャートに【エアモニ】

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2024年9月4日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年8月26日〜9月1日プランテック調べ)では、竹内 まりや「歌を贈ろう」が1位を獲得した。

ドラマ「素晴らしき哉、先生!」主題歌として書き下ろされた同曲は、ドラマの放映開始日でもあった8月18日放送の番組「山下達郎の楽天カード サンデー・ソングブック」(JFN系列)にて先行初オンエアされると、翌日から他局・番組でも解禁され前週チャートで16位に初登場。28日にシングルリリースを迎えた今週、オンエアは全国区へと大きく波及し、関東・関西・名古屋・九州エリアを制しての圧勝となった。

調査対象局の96.8%、FMでは全局でオンエアを獲得するに至っており、それぞれの局では最低でも3番組以上でのオンエアが確認された。また、リクエストオンエア数が今週ダントツの最多であることからも、多くの番組やリスナーから広く注目・支持されたことがうかがえる。シーズナリーソング「September」も今週95位に再登場、10月には10年ぶりのオリジナルアルバムリリースと、今後もしばらく竹内 まりやの声を聴く機会が増えそうだ。

2位はME:I「Hi-Five」が前週13位から上昇した。オーディション番組発のガールズグループによる同2ndシングル曲。7月の終わりから徐々に始まったオンエアは、FM FUJI、Date fm、FM-NIIGATAなどでの月間パワープレイ選出により8月から多数獲得し始め、7月29日〜8月4日チャートで33位に初登場。その後も少しずつオンエアを伸ばしていき、チャートイン5週目となった今週、シングルリリースを迎えて大きく伸長した。

帯放送の番組/コーナーなどの定期枠でまとまったオンエアを積み上げつつも、全国広範囲の番組でゲスト/コメント出演するなど積極的なプロモーションが奏功し、調査対象の87.1%となる多数局でオンエアを獲得。リクエストオンエアも多数確認されるに至った。

3位はaiko「skirt」が前週9位から上昇した。8月28日リリースのアルバム「残心残暑」より、同21日に先行配信された同曲。配信前日だった20日放送のFM802「ROCK KIDS 802- OCHIKEN Goes ON!! -」での先行オンエアを経て、早くもリリース当日から多数確認されたリクエストも後押し広い範囲で注目され、前週チャートに初登場。アルバムリリースを迎えた今週、オンエアは順調な伸長をみせTOP3入りとなった。

広範囲におよび多数ゲスト/コメント出演が確認されるなか、リクエストオンエアの傾向から故郷大阪エリアに特に厚い支持層があることが今作のオンエア状況からもうかがえる。アルバムからは今週130位に再登場した「相思相愛」はじめ、他収録曲もチャート圏外ながら在阪局を中心に多数オンエアが確認された。

オアシス9曲チャートイン&晩夏ソング急伸など、世相映し出すチャートに

今週のチャートでは、ビッグネームの注目作が飛躍するなか音楽シーンにおける大きなトピックやシーズナリーソングが多数急伸するなど、世相を表す表情豊かなものとなった。

待望のオアシス再結成が発表され巷を賑わしつつ、ラジオオンエアにも大きな影響を及ぼした。8月27日に正式発表されると、翌28日より関連曲のオンエアが大きく急伸。その後も日を追うごとにオンエアは増えていき、「ドント・ルック・バック・イン・アンガー」は最上位14位まで浮上した。

他にも、「ホワットエバー」(31位)、「ワンダーウォール」(38位)、「ロックン・ロール・スター」(54位)、「リヴ・フォーエヴァー」(59位)、「スタンド・バイ・ミー」(76位)、「モーニング・グローリー」(114位)、「ロール・ウィズ・イット」(144位)、「スーパーソニック」(166位)が突如チャート圏内に浮上。リスナーにもリアルタイム世代が多いのか、リクエストオンエアも多数確認されつつ、90年代を代表するバンドの再結成がいかに大きなトピックであるかがうかがえる。実に9曲が同時チャートインする注目度となった。

また、夏休みシーズンが終わりを迎えた今週、夏の終わりを歌った名曲群のオンエアも大きく伸長。最高位となった井上 陽水&安全地帯「夏の終りのハーモニー」はTOP10入りを果たした。

これに続いたのは、前週既にオンエア急伸が見られたフジファブリック「若者のすべて」(12位→13位)で、その後、山下 達郎「さよなら夏の日」(55位→16位)、森山 直太朗「夏の終わり」(55位→25位)、ZONE「secret base〜君がくれたもの〜」(46位→31位)、ケツメイシ「夏の思い出」(51位→34位)、井上 陽水「少年時代」(25位→42位)、稲垣 潤一「夏のクラクション」(62位→52位)、Mr.Children「君がいた夏」(74位→54位)、松任谷 由実「Hello,my friend」(114位→61位)だ。これら全てには多くのリクエストが寄せられつつ、TOP200圏内には他にも多数曲が並んだ。

さらに、竹内 まりや「September」(95位)、アース・ウィンド&ファイアー「セプテンバー」(114位)が早くも再登場し始め、夏の終焉を色濃く印象付けたことも加えておきたい。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2024年8月26日〜9月1日)

1.歌を贈ろう / 竹内 まりや
2.Hi-Five / ME:I
3.skirt / aiko
4.がらくた / 米津 玄師
5.Swamp / iri
6.糸しいひと / 汐れいら
7.ダイ・ウィズ・ア・スマイル / レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ
8.KING KONG / TREASURE
9.Blissful / BE:FIRST
10.6 フィート・アンダー / ケンジー
10.ステイ・ウィズ・ミー feat. Hikaru Utada / サム・スミス
10.夏の終りのハーモニー / 井上 陽水&安全地帯

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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