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サザンオールスターズ新曲がOA差4倍で圧勝/あいみょんAL曲で2位&計6曲イン/再始動リンキン・パークも2位【エアモニ】

チャート プランテック

プランテック

2024年9月18日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2024年9月9日〜9月15日 プランテック調べ)では、サザンオールスターズ「ジャンヌ・ダルクによろしく」が1位を獲得した。

TBS系スポーツ2024テーマ曲としてパリ五輪を盛り上げた同曲。7月6日放送の桑田佳祐のやさしい夜遊び(JFN系列)にて早くも解禁され、以降数週間は同番組のみでのオンエアだったものの、同26日からエディット・バージョンが全国ラジオで先行解禁。7/22〜7/28チャートで47位に初登場すると、翌週翌々週には2週続けて5位へ浮上。その後も安定数のオンエアが続くなか、9月1日よりラジオ局でフルバージョンが解禁されると再び伸長し、前週4位に再びTOP10入り。そして配信リリースおよび連続チャートイン8週目を迎えた今週、下位の4倍以上の大量オンエアを獲得し圧勝となった。

調査対象となる全ての局でオンエアを獲得しつつ、全国広範囲の局/番組で確認されたリクエストオンエア数も今週ダントツの最多と、圧倒的な注目度はさすが。前作「恋のブギウギナイト」(135位→88位)も依然オンエア好調であり、年内を予定する9年ぶりのアルバムリリースまで、引き続き話題に事欠かないことだろう。

2位はあいみょん「猫にジェラシー」が初登場した。今週9月11日にリリースを迎えたアルバム『猫にジェラシー』表題曲となる同曲は、リリース当日より多数局・番組がいっせいにオンエアを開始。調査対象となる96.8%のステーション、およびFMでは全局でのオンエアを獲得し、広い範囲で注目されての上位デビューとなった。

リリース週とあり多数番組でのコメントおよびゲスト/インタビュー出演が確認されつつ、アルバムから複数曲を紹介する番組は全国広範囲におよんでいたことも特筆すべきだろう。同アルバムからは今週6曲が同時チャートイン。セールスも好調の様子だ。

同着2位にはリンキン・パーク「ジ・エンプティネス・マシーン」が前週88位から浮上した。2000年代を主に世界的人気を誇ったバンドの再始動が伝えられた翌日、9月6日(金)に配信リリースされた同曲。リリース当日にFMを中心にオンエアが開始されると、今週さらに広範囲へ波及し調査対象74.2%となるステーションでオンエアを獲得するに至った。

洋楽ながら多数のリクエストオンエアが確認されている点、そしてAM局でもオンエアを獲得していることからも、その注目度の高さがうかがえる。11月にはニューアルバムをリリースするとあり、先般注目のオアシス再結成とともに洋楽ロックシーンを盛り上げてくれること間違いなさそうだ。

故セルジオ・メンデスさん、ボサノバの名曲2バージョンがチャートイン

ブラジル音楽界を象徴するセルジオ・メンデス氏が現地時間9月5日に亡くなった。その訃報が伝えられた同7日より同氏が遺した多数楽曲がオンエアされ始め、中でもボサノバを代表する名曲「マシュ・ケ・ナダ」に特にオンエアが集まった。

同曲にはラジオでお馴染みのバージョンが2つあり、オリジナルとなるセルジオ・メンデス&ブラジル’66名義でのバージョンは前週113位に登場、今週さらにオンエアは増加し23位へと浮上した。一方のブラック・アイド・ピーズをフィーチャーしたバージョンも前週171位に登場し、今週は88位へ上昇した。

両バージョンが2週にわたりチャートインするなか、オリジナルバージョンについては今週、FM/AMふくめて調査対象の80.6%となる広い範囲のステーションにてオンエアを獲得している。このことからも同氏の存在が如何に幅広い層・世代において大きなものだったかがうかがえる。

あいみょん/ジンジャー・ルート、アルバム発売週で複数チャートイン

今週のチャートでは、あいみょんが6曲、ジンジャー・ルートが2曲、それぞれニューアルバムのリリース週を受けて同時チャートインした。

9月11日リリースのあいみょんのアルバム「猫にジェラシー」からは、今週2位となった上述の表題曲のほか、「ラッキーカラー」(54位→13位)、「ざらめ」(21位→18位)、「愛の花」(−位→57位)、「会いに行くのに」(−位→57位)、「駅前喫茶ポプラ」(−位→192位)がチャートインした。

本人のコメント出演などもあわせて多くの番組がアルバムを紹介するなか、「ラッキーカラー」「ざらめ」「愛の花」ではリクエストオンエアも多数確認されており、活動初期から引き続き今も、ラジオリスナーに強く愛されていることがリリース週の本チャートでもうかがえた。

ジンジャー・ルートが9月13日にリリースしたニューアルバム『シンバングミ』からは、「ノー・プロブレムス」、「オンリー・ユー」の2曲がチャートインした。

シティ・ポップ人気の世界的再燃により2021年ぐらいより注目され始めた、南カリフォルニア出身のジンジャー・ルート。その70〜80年代の日本を舞台に制作されたミュージックビデオからも、ジャパニーズ・カルチャーからの影響が色濃いことが分かる注目のシンガーソングライターだ。

6位まで浮上した「ノー・プロブレムス」は今月、FM FUJI、Kiss FM、α-STATION、e-radioにて月間パワープレイに選出されている。先行リリース時の5/27〜6/2チャートで24位に初登場し、その後6週チャートインし圏外となるも、今回のアルバムリリースを期に前々週166位に再登場。前週8位へと浮上し、今週ついにTOP10入りを果たした。パワープレイ選出局での大量オンエアが上位入りの主因となるものの、オンエア獲得局はFMの54.5%におよぶ点も注視したい。

また、「オンリー・ユー」はcross fmでのみ月間パワープレイに選出されているなか、同じくオンエア獲得局を見るとFMの63.6%にもおよんでいる。オンエア数は下回ったものの、「ノー・プロブレムス」を上回る範囲へとオンエアが波及している点は特筆すべきだろう。

ジンジャー・ルートが2025年1月に予定するジャパンツアーでは、アルバム発売前に東京公演がソールドアウトしたという。今は局地的なその注目度の高さだが、オンエア波及とともに更に広く注目されることを期待したい。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2024年9月9日〜9月15日)

1.ジャンヌ・ダルクによろしく / サザンオールスターズ
2.猫にジェラシー / あいみょん
2.ジ・エンプティネス・マシーン / リンキン・パーク
4.KING KONG / TREASURE
5.MAYBE IT’S ME / mikah
6.in the pocket / Mr.Children
6.ノー・プロブレムス / ジンジャー・ルート
8.ダイ・ウィズ・ア・スマイル / レディー・ガガ & ブルーノ・マーズ
9.ハローサーリアル / 秦 基博×sumika
10.がらくた / 米津 玄師

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング
調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。 

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