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Spotify 2024年を振り返る世界&日本ランキング発表、世界で最も聴かれた楽曲はサブリナ・カーペンター「Espresso」 国内で最も再生された楽曲はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」

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Spotifyは、音楽やポッドキャストなどの今年のリスニングデータから2024年を振り返る各種ランキングを発表した。

世界で最も聴かれた楽曲は、総再生回数が16億回を突破したサブリナ・カーペンターの「Espresso」。自身初のSpotifyグローバルチャート首位獲得曲および、Spotify10億再生突破曲として旋風を巻き起こし、世界のトップアーティストの仲間入りを果たした。

また、昨年に続き年間を通して開催されたワールドツアー「The Eras Tour」で数々の動員・興業記録を塗り替え、2月には東京公演でも大きな話題を集めたテイラー・スウィフトが、全世界で266億回を超える年間総再生回数を記録し、2年連続で世界で最も聴かれたアーティストとなった。

テイラー・スウィフトのアーティストページには、年間を通じて最も大きな功績を収めたアーティストを讃える特別なバッジが追加されるほか、楽曲再生画面の再生ボタンには、ディスコグラフィーの各年代に合わせた特別なアニメーションが表示される特別な演出が順次展開されている。

国内で最も再生された楽曲は Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」。「Bling-Bang-Bang-Born」は、国内楽曲として史上最速で1億、2億、そして3億回再生を達成したほか、2024年1月18日から5月21日までの125日間にわたりSpotify Japanのデイリーチャートで連続1位を獲得するなど、今年一年の国内音楽シーンを象徴するヒットを記録した。月間リスナーは1,000万人に迫る勢いを見せ、「Bling-Bang-Bang-Born」は年間を通して安定して聴かれるロングヒットとなった。

Mrs. GREEN APPLE は、2位「ライラック」、4位「ケセラセラ」、6位「青と夏」、そして7位「ダンスホール」と、2024年リリースの楽曲だけでなく幅広い年代の楽曲をトップ10に送り込んだ。

Omoinotake(3位「幾億光年」)、tuki.(5位「晩餐歌」)、Number_i(10 位「GOAT」)の3組は、Spotifyの公表する年間ランキングで初めてトップ10入りを果たした。

国内で最も聴かれたアーティストは、2年連続でMrs. GREEN APPLE。同グループは、2024年Spotifyが公開する「トップアーティスト-日本」チャートのウィークリー部門で全週1位を獲得し、最長連続1位記録(163 週連続)を更新中。さらに、同チャートのデイリー部門でも1,139日連続で1位を維持しており、最長記録を更新し続けている。

「水平線」や「高嶺の花子さん」など、多くのストリーミングヒットを持つback numberは、昨年の4位から2位に順位を上げ、初期の楽曲から新曲まで幅広く聴かれた。ヨルシカは初のランクインでトップ5入りを果たした。

本部門のトップ10すべてを国内アーティストが占めるのは、日本で「Spotify まとめ」各種ランキング発表を開始した 2017年以来初となる。

昨年から発表している「国内で最もSNS上にシェアされたアーティスト」部門では、昨年に続きJO1が首位を獲得した。2 位にはNumber_i、3 位にはTravis Japanが続き、昨年同様に強力なファンベースを持つボーイズグループがTOP3を占めた。

また、アーティストランキング上位のMrs.GREEN APPLEやback number、さらに宇多田ヒカルや米津玄師といった今年話題を集めたアーティストもこの部門にランクインしている。

国内で最も聴かれたアルバムは1位・2位をMrs. GREEN APPLEが独占した。昨年の3位から順位を上げた1位の「ANTENNA」、昨年5位から2位に躍進した「Attitude」ともに、幅広い年代のリスナーに年間を通じて聴かれた。

ストリーミングの特性により過去の作品も多く聴かれ続ける中で、今年8月にリリースされた米津玄師の「LOST CORNER」が4位にランクイン。同アルバムリリース時には、アーティスト本人が全収録曲に込めた思いや制作エピソードを語るSpotify限定の人気プレイリストシリーズ「Liner Voice+」をビデオポッドキャスト特別仕様版も交えて公開し、多くの反響を呼んだ。

また、アーティストの歴史を深く掘り下げ、“聴くドキュメンタリー”として人気のSpotify限定コンテンツ「ArtistCHRONICLE」での特集や、「スローバック THURSDAY」17年分のカバージャック企画でも話題となった宇多田ヒカル25周年記念ベストアルバム「SCIENCE FICTION」(2024年4月リリース)も、トップ10入りを果たしている。

国内で最も再生されたSpotify公式プレイリストは、昨年に続き「Tokyo Super Hits!」「令和ポップス」「Hot Hits Japan: 洋楽&邦楽ヒッツ」がトップ3を占める結果となった。

Spotifyで1億再生を突破した楽曲のみを集めたプレイリスト「100 MILLION+:1億超えヒット」は、国内外で人気を集める多様なストリーミングヒットを142曲網羅した内容で、初のランクインを果たした。

海外で最も再生された国内アーティストの楽曲は、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」。同楽曲は、国内で最も再生された楽曲にも選ばれており、Spotify史上初めて日本における両部門で2冠を達成した。

「Bling-Bang-Bang-Born」は、リリース直後からアメリカや中南米、スペイン語圏を中心とするヨーロッパなどを起点に同時多発的にバイラルヒットを記録し、グローバルデイリーチャートでは最高52位を記録している。

Creepy Nuts コメント「Bling-Bang-Bang-Born」が2024年にSpotifyの国内・海外で最も再生された国内楽曲に選ばれたとのことでありがとうございます。日本だけでなく、世界中でたくさんの方が僕たちの音楽を聴いてくださったことを嬉しく思っています!これからも Creepy Nuts を聴いていただけると嬉しいです!」

2位には、昨年2年連続で1位を守った藤井 風「死ぬのがいいわ」が続いた。「死ぬのがいいわ」は、6億2,600万再生を突破し、アメリカ、インド、東南アジア諸国を中心に世界中でロングヒットを続けている。

今年は、Spotify上の公式アニメプレイリストや関連ポッドキャスト等を集約した「アニメハブ」の世界規模でのリニューアルや、世界有数のアニメストリーミングサービス「Crunchyroll」との提携など、アニメに焦点を当てた海外戦略を強化し、世界中のリスナーに多様なアニメ音楽との出会いを届けることに注力してきた。

本ランキングにも、TVアニメ「呪術廻戦」第2期OPテーマとして人気を博した2曲(3位 King Gnu「SPECIALZ」、6位 キタニタツヤ「青のすみか」)が初めてエントリーするなど、アニメ関連楽曲がトップ10のうち6曲を占め、アニメカルチャーの世界的な人気を裏付ける結果となっている。

海外で最も再生されたアーティストでは、今年4月にロサンゼルス/サンフランシスコ、8月にニューヨーク/ボストンにて初のアメリカ単独公演を成功させたYOASOBIが、4年連続で1位を獲得した。総再生数6億3,200万回を突破し、国内楽曲最高記録を更新し続けている「夜に駆ける」のロングヒットに加えて、昨年国内の音楽シーンを席巻した「アイドル」が国内のみならず海外でも長く聴かれ続けている。1億再生以上を記録した自身の楽曲は14曲と、国内アーティスト最多を誇っている。

続く2位となったAdoは、昨年の6位から大きく順位を上げた。ボカロカルチャーへの人気が世界で高まる中、アジアや欧米でのツアー開催と合わせてセットリスト・プレイリスト、SNSなどを効果的に活用し、リスナーとの関わりを深めた取り組みにも注目。また、初のランクインを果たしたアトラスサウンドチームが3位に急浮上。世界中でゲームシリーズ「ペルソナ」より、「ペルソナ3 リロード」サントラが今年4月に配信開始となったことを皮切りに、Spotify公式プレイリスト「PERSONA SERIES ペルソナシリーズ」ローンチ、「女神転生」シリーズを含む周辺カタログ拡張なども相乗し、大きな躍進を遂げた。

2024年に海外で最も聴かれた日本のSpotify公式プレイリスト部門では、先述した「アニメハブ」の世界規模リニューアルの影響もあり、1位「Anime Now」、2位「Anime On Replay」と、アニメプレイリストが上位を占めた。

また、アニメのみならずボカロ/歌い手/VTuber/ゲーム派生の音楽、シティポップ、SNS発のバイラルヒットなど、日本の多様なポップカルチャーを海外に紹介する目的でローンチされた「Gacha Pop」が、昨年の5位から3位に上昇した。

海外で最も再生された国内の音楽(国別ランキング)では、海外で聴かれた国内楽曲ランキングでトップを飾ったCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が国別ランキングでも安定感を発揮し、アメリカ、ブラジル、フランスの1位を筆頭に、ランキングを発表した7カ国すべてでトップ5入りを果たした。

2022年の「死ぬのがいいわ」の世界的バイラルヒットからグローバルへの基盤を広げている藤井 風は、バズの起点となったタイでトップ5中3曲を独占。多くの月間リスナーを擁するインドやインドネシアでも1位を獲得する強さを見せた。

一方、日本のコンテンツ輸出の新たな潮流として独自の存在感を示している韓国では、NewJeans来日公演でのカバーにより話題となったVaundy「踊り子」が1位を獲得したのに加え、優里「ベテルギウス」、tuki.「晩餐歌」といった情感溢れるJ-Pop が多くの支持を集めている。

リリース年代別の国内楽曲では、サザンオールスターズが70年代、80年代どちらもトップに輝き、90年代にもランクインするなど、世代を超えて愛され続ける人気の強さを示した。他にも各時代を象徴するアーティストとして、70年代の荒井由実、90年代のスピッツ、2000年代のGReeeeNが、上位に複数の楽曲を送り込んでいる。

今年国内で最も再生されたポッドキャストエピソードを初めて発表し、テレビ東京の音楽トークバラエティ「あのちゃんの電電電波♪」のスピンオフとして2023年10月に始まったポッドキャスト「あのと粗品の電電電話」が1位と2位を独占した。

あのちゃんと霜降り明星・粗品による台本なしの雑談トークを配信する同番組は、音声コンテンツの魅力である自然体な会話を楽しめる場として人気を博し、今年新たに 80万人以上のリスナーを獲得した。

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