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【ビルボード 2024年年間JAPAN Hot 100】Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」が週間で13連覇、通算19回の首位で年間を制す(コメントあり)

チャート ビルボード

Creepy Nuts

2024年の年間Billboard JAPAN総合ソング・チャート“JAPAN Hot 100”で、Creepy Nutsの「Bling-Bang-Bang-Born」が首位を獲得した。

本楽曲はTVアニメ「マッシュル-MASHLE-神覚者候補選抜試験編」のオープニング・テーマ。2024年1月7日にリリースされると、1月31日公開チャートで首位を獲得し週間チャートで13連覇、通算19回の首位を獲得した。各指標別の順位は、ダウンロード、ストリーミング、ラジオ、動画が首位、カラオケは2位という結果に。他を寄せ付けない圧倒的な強さで2024年を制した。また、2024年の年間チャートでは“JAPAN Hot 100”以外に、“Download Songs”、“Streaming Songs”、“Hot Animation”、“Top User Generated Songs”の他、世界でヒットしている日本の楽曲をランキング化した“Global Japan Songs Excl. Japan”など計12のチャートで首位に。2023年の年間チャートを制したYOASOBI「アイドル」と同様に、国内外でのヒットを達成した。そのほか、Creepy Nutsはドラマ「不適切にもほどがある!」の主題歌である「二度寝」が59位、アニメ「ダンダダン」の主題歌「オトノケ」が92位にチャートイン。「オトノケ」は10月4日に配信リリースされたばかりだが、8回のチャートインで年間100位圏内に食い込んだ。

続く2位はtuki.「晩餐歌」。当時中学生だったtuki.が自身初のデジタルシングルとして9月29日にリリースした楽曲で、10月11日に14位で“JAPAN Hot 100”に初登場した。その後も、ストリーミングを中心にポイントを増加させ、2024年1月24日公開チャートで総合首位を獲得、1年間52週にわたってトップ25位以内を守り続けた。

そして3位はOmoinotake「幾億光年」。ドラマ「Eye Love You」の主題歌で、1月24日に配信がスタートすると1月31日に“JAPAN Hot 100”で98位に初登場。ドラマの放送が進むにつれて、13位→13位→8位→7位と少しずつ順位を上げ、4月3日と10日公開チャートで2週連続2位を獲得した。毎週の“JAPAN Hot 100”で首位を獲得することはなかったが、放送終了後も8月末までトップ10を維持し、年間ではダウンロード6位、ストリーミング3位、ラジオ2位、動画10位を獲得した。

2024年の特徴の一つはトップ10に今年の楽曲が増えたことだ。昨年は、トップ10内に2023年リリースの楽曲はYOASOBI「アイドル」とスピッツ「美しい鰭」の2曲だったが、2024年はCreepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」、Omoinotake「幾億光年」、Mrs. GREEN APPLE「ライラック」の3曲に増加。週間で500万回、1,000万回を超えた楽曲を過去3年間で比較すると以下の通りとなりストリーミング市場の成長が感じられる結果になった。

◎週間で500万回を超えた曲数

2022年74曲(のべ589回)
2023年72曲(のべ584回)
2024年72曲(のべ664回)

◎週間で1,000万回を超えた回数

2022年13曲(のべ40回)
2023年7曲(のべ62回)
2024年8曲(のべ69回)

※カッコ内は、同一曲が複数週達成した場合の、のべ回数(例:楽曲Aが5週達成した場合は5回とカウント)

もう一つの大きな特徴として、Creepy Nuts「Bling-Bang-Bang-Born」はアメリカが先にヒットしたことが挙げられるだろう。「Bling-Bang-Bang-Born」がリリースされてから現在に至るまで、どの国で視聴されたかを見てみると、最も多いのが日本で約60%、次がUSで約7%、韓国が約3%となっている(ルミネイト調べ)。そして、それぞれの国で最もストリーミング数が多かった日付を調べると日本は3月8日、USが1月23日、韓国が1月25日と日本以外のほうがピークが早かった。日本でのヒットが海外に広がったのではなく、海外で先にヒットし、それらが日本でも報じられて、日本国内におけるストリーミング数のピークが継続するという効果が見られた。その結果、Creepy Nutsのストリーミング数は、国内外の合計で3.6億回(2023年)から21.2億回(2024年)へと大きく増加。日本国内の再生数も 3.2億から14.1億と約7倍に増えたが、日本をのぞく世界での再生数も4,400万から7億という成長を見せた(ルミネイト調べ)。

日本の楽曲の注目度が上がり、同タイミングで世界中が盛り上がるようになった2024年。さらに2025年5月には、【Music Awards JAPAN】の開催も予定されており、より多くのアーティストが世界へと広がることを期待したい。

Text by 高嶋直子

◎Creepy Nuts コメント(インタビューより抜粋)

「俺らも音楽で生活できるようになった!」みたいな気持ちがまだあるくらいなんで、世界で聴いてもらえる曲を作る予定ではまったくなかった。ほんまに、自分たちの“吐き出したいもの”とか、自分らの“溜め込んだ表現の解放”なんです。(R-指定)

また音楽に特化したような生活の仕方に戻った今となっては、前くらいの“無責任さ”みたいなのが戻ってきてるなっていう感じはありますね。よくないものはよくないまま表現して。その勇気も、いま一度持てた感じがする。(DJ松永)

【Billboard JAPAN Hot 100 of the Year 2024】トップ20

1位「Bling-Bang-Bang-Born」Creepy Nuts
2位「晩餐歌」tuki.
3位「幾億光年」Omoinotake
4位「アイドル」YOASOBI
5位「ライラック」Mrs. GREEN APPLE
6位「ケセラセラ」Mrs. GREEN APPLE
7位「唱」Ado
8位「怪獣の花唄」Vaundy
9位「青と夏」Mrs. GREEN APPLE
10位「ダンスホール」Mrs. GREEN APPLE
11位「SPECIALZ」King Gnu
12位「Soranji」Mrs. GREEN APPLE
13位「タイムパラドックス」Vaundy
14位「勇者」YOASOBI
15位「Magnetic」ILLIT
16位「GOAT」Number_i
17位「花になって」緑黄色社会
18位「Magic」Mrs. GREEN APPLE
19位「点描の唄 feat.井上苑子」Mrs. GREEN APPLE
20位「Subtitle」Official髭男dism

集計期間:2023年11月27日~2024年11月24日

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