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新星luvが首位 リク増進/BE:FIRST 初登場2位/「ユイカ」新曲でTOP3入り/グラミー賞が大盛況【エアモニ】

チャート プランテック

2025年2月12日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年2月3日~2月9日プランテック調べ)では、luv「Send To You」が首位を獲得した。

関西出身/在住の新世代5人組フューチャーソウルバンドが2月26日にリリースするミニアルバム「Already」より、先行配信シングルとなる同曲。FM NACK5、Kiss FM、α-STATION、e-radio、FM FUKUOKA、AIR-G’、FM NORTH WAVE、Date fm、FM-NIIGATA、大阪AM“Monthly A Music”など、多数局で2月度の月間パワープレイに選出されていることから、5日の配信リリースを前にして前週32位に初登場。リリースを迎えた今週、各局でオンエア増となり1位へと上り詰めた。

特にKiss FM、FM FUKUOKAでのオンエア数が全体の4割を占めるなど、パワープレイ選出局による局地的な大量オンエアが急伸の主要因だ。ただ、調査対象局の74.2%と広い範囲でオンエアを獲得している点、そして地元エリアを中心にリクエストオンエアが増え始めている点は特筆すべきだろう。次週以降のオンエア波及に大いに期待したい。

2位はBE:FIRST「Spacecraft」が初登場した。2月5日リリースの両A面シングルから表題曲の一曲となる同曲。リリースに先行しMV公開と同じく3日より、FM/AM問わず広い範囲で開始されたオンエアは、日に日に増加していき今週、一週間を通じて74.2%となるステーションでのオンエア獲得に至った。

唯一、文化放送の週間リコメンド曲“プラスチューン”に選ばれているもののパワープレイ選出がないなか、BAYFM、FM FUJI、interfm、Love FMによるオンエアが総数のおよそ半数を占めるなど、若干局地的なオンエア傾向が見られる。しかしながら、それ以外のステーションでも多数のリクエストオンエアが確認されており、ファンダムによるバックアップをはじめ広く支持されていることがうかがえる。そのリクエストオンエア数は、上位10曲のなかでは星野 源「Eureka」(3位→4位)と並び最多であったことも加筆したい。

3位は「ユイカ」「おくすり」が前週44位から浮上した。奈良出身女性シンガーソングライターによる初の配信リリース曲となる同曲。こちらもFM FUJI、α-STATION、e-radio、cross fm、AIR-G’、Date fm、FM-NIIGATA、CBCラジオなど、多数局で月間パワープレイに選出されていることから、2月5日のリリースを前にオンエアが開始され前週チャートにて初登場していた。

調査対象局の54.8%でのオンエア獲得、かつオンエア総数の4分の1以上をcross fmが占めるという局地的な大量オンエアだが、Kiss FMでの3回のオンエアのうち1回はリクエストによるものと、元々YouTubeやTikTokでファンベースを築いていることからラジオリスナーにも一定層の支持基盤があることがうかがえる。より一般層へ訴求できるか、次週以降のオンエア波及に期待しつつ注視していきたい。

グラミー賞盛り上がり受賞曲大躍進、【MUSIC AWARDS JAPAN】に繋がるか

前週からラジオでも大きな盛り上がりを見せていた【第67回グラミー賞授賞式】が日本時間2月3日に開催され、主要部門の受賞曲が今週のオンエアチャートにて大躍進した。

関連曲の中でも前週24位に急浮上するなど最も注目されていたビヨンセ「テキサス・ホールデム」は、同曲を収録する「カウボーイ・カーター」で見事アルバム賞を受賞したことで更にオンエアが伸長。関連曲で最も最上位となる8位へと躍進した。

これに続いたのは、前週27位へ上昇していたサブリナ・カーペンター「エスプレッソ」で、今週9位と同じくTOP10入りを果たした。同曲にてポップ・パフォーマンス(ソロ)賞を、同収録の「ショート・アンド・スウィート」でポップ・ボーカル・アルバム賞を、それぞれ受賞したことが影響してのことだ。

この他、新人賞のチャペル・ローン「グッド・ラック, ベイブ!」(32位→12位)、年間最優秀楽曲賞ほかのケンドリック・ラマー「ノット・ライク・アス」(116位→13位)、ポップ・パフォーマンス(デュオ/グループ)のレディー・ガガ & ブルーノ・マーズ「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」(26位→15位)などが上位にチャートインする結果となった。

前週時点のオンエア状況から判断するに、各局・番組による“予想”がおおよそ的中したかっこうだが、ケンドリック・ラマーの本年度最多5部門受賞は、おおかたの想定外であったと言えるだろう。最も大きく100ポイント以上の順位アップで注目度/オンエアが急上昇したことから推測される。

いずれにせよ、今年のグラミー賞は大きく注目されたことは言うまでもないだろう。そして“日本のグラミー賞”と称されることになるのか、今年新設され第1回授賞式が5月に開催される【MUSIC AWARDS JAPAN】の盛り上がりにも大いに期待したい。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年2月3日~2月9日)

1.Send To You / luv
2.Spacecraft / BE:FIRST
3.おくすり /「ユイカ」
4.Eureka / 星野 源
5.IF I SAY, I LOVE YOU / BOYNEXTDOOR
6.BOW AND ARROW / 米津 玄師
7.アブラカダブラ / レディー・ガガ
8.テキサス・ホールデム / ビヨンセ
9.エスプレッソ / サブリナ・カーペンター
10.ダーリン / Mrs.GREEN APPLE

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。
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