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【プレイリスト付】レディー・ガガ 6週目で1位/藤井 風ロングヒットの兆し2位/“春ソング”は日本独自文化?【エアモニ】

チャート プランテック

2025年3月19日発表のラジオ・オンエア・チャート(集計期間:2025年3月10日~3月16日プランテック調べ)では、レディー・ガガ「アブラカダブラ」が1位を獲得した。

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3月8日リリースのニューアルバム「メイヘム」より2月に先行配信された同曲は、解禁とともにオンエアが広がり2月3日~2月9日チャートで7位に初登場。その後、オンエア獲得ステーション数を着実に伸ばしながらTOP10圏内を維持し続け、6週目を迎えた今週、調査対象の80.6%となるステーションでオンエアを獲得し、前週8位から一気に首位へと上り詰めた。

FMでは全局でオンエアを獲得している点、またリクエストオンエアがAM局でも確認された点からも、広く注目されたことがうかがえる。加えて同アルバムからは「ガーデン・オブ・エデン」(45位)、「ヴァニッシュ・イントゥ・ユー」(162位)が今週初登場。そして74位に再登場したブルーノ・マーズとの「ダイ・ウィズ・ア・スマイル」は、昨年8月のリリースから圏外だったわずか2週を除く、非連続ながら実に28週目のチャートインを迎えることとなった。

2位は藤井 風「真っ白」が前週ポジションを維持した。本人出演のコカ・コーラ“い・ろ・は・す”テレビCM曲としてもオンエア中の同曲。2月28日の配信リリースとともに大量オンエアを獲得し続け、3週目のチャートインとなった今週、オンエア数こそ減じたものの変わらずリクエストオンエアが多い点、そして87.1%のステーションと前週に続き最広範囲でのオンエア獲得(7位のサカナクション「怪獣」と同率)に至っている点はさすがだ。今作もロングヒットの兆候がうかがえる。

3位はHana Hope「フリーバード」が同じく前週ポジションを死守した。3月19日リリースのメジャー1stアルバム「Between The Stars」収録の同曲。今週もFM802、FM Osaka、FM FUKUOKAなど、月間パワープレイ選出局による局地的な大量オンエアに支えられての上位キープながら、前週からおよそ13%のオンエア波及が見られる点は特筆すべきだろう。

MVコメント欄では新たに“ラジオで知ったファン”による書き込みも見られ始めている。アルバム発売週を迎える次週、さらなるオンエア波及なるか期待したい。

OA本格化の春ソングは、四季折々を楽しむ日本ならではのジャンルか

早咲きの桜とされる“河津桜”が例年より遅れ関東を中心に見ごろを迎えた今週、各局・番組では春ソングのオンエアが本格化し始めた。3週前には“春待ち”ソングの伸長に触れたが、今週はまた少し趣向の異なった曲もチャートに登場している。

往年の曲で最上位へ上がってきたのは、松 たか子「明日、春が来たら」(73位→51位)で、新曲群なみにリクエストオンエアが多かったのが印象的だ。春はまだ先、という認識が選曲側とリスナーの両サイドに共通していたということだろう。

続いて、スピッツ「春の歌」(118位→66位)、松任谷 由実「春よ,来い」(93位→86位)、yama「春を告げる」(196位→123位)は前々週からのオンエアを維持。これに、Mrs.GREEN APPLE「春愁」(133位)、松田 聖子「赤いスイートピー」(133位)、ヨルシカ「春泥棒」(151位)、YUI「CHE.R.RY」(162位)、キャンディーズ「微笑がえし」(162位)といった楽曲が今週から加わっている。

また、洋楽からはザ・ビートルズ「ヒア・カムズ・ザ・サン」(112位)、マルーン5「シュガー」(112位)、タヒチ 80「ハート・ビート」(123位)といった過去の曲が再登場。明確な春ソングではないが、どれも温かな陽射しの似合う曲で自然と選曲を集めたようだ。

そう言えば、洋楽には夏や冬に比べて春を明確に歌った名曲が少なく、逆に四季それぞれの季節ソングが多いのは邦楽ならではのものなのだろう。四季折々の文化を楽しむ日本の賜物か。これが日本における邦楽人気のルーツかもしれない。

RADIO ON AIR DATA(集計期間:2025年3月10日~3月16日)

1.アブラカダブラ / レディー・ガガ
2.真っ白 / 藤井 風
3.フリーバード / Hana Hope
4.スケッチ / あいみょん
5.マヤ・マヤ・マヤ / マヤ・デライラ
6.YELLOW / TREASURE
7.怪獣 / サカナクション
7.スポーツカー / テイト・マクレー
9.IS THIS LOVE / XG
9.夢の宇宙旅行 / サザンオールスターズ

ラジオ・オンエアモニタリング(エアモニ)・ランキング

調査基準:本ランキングは調査対象局において下記条件を満たすオンエアのあった楽曲を集計。
・1曲につきワンコーラス以上、もしくは連続して60秒以上のオンエアがあること。
・BGMでないオンエアであること。

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