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音楽ビデオ専門サイトVEVO、フェイスブックと契約か

コラム 高橋裕二の洋楽天国

YouTube上でのみ視聴が出来た音楽ビデオ専門サイトのVEVOが、YouTubeとの契約終了後フェイスブックと契約するとIT業界サイトのCNETが伝えた。音楽業界誌ビルボードが解説している。

それによると、2009年末からの3年契約で、まだ今年1年間が残っているが、YouTubeとの契約後はフェイスブックに乗り換えるという噂だ。インターネット調査会社comScoreの昨年(2011年)12月のオンライン・ビデオ視聴者数ランキングは1位がグーグル(YouTubeを含む)で月間1億5700万人のユニークビューアー。以下が主要なビデオ・サイトとユニークビューアー数。音楽ビデオだけというわけではない。動画全般だ。

Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

1位:グーグル(YouTubeを含む) 1億5700万人
2位:VEVO 5367万人
3位:ヤフー 5333万人
4位:バイアコム・デジタル 4576万人
5位:フェイスブック 4202万人
6位:マイクロソフト 4113万人
7位:AOL 4038万人
8位:Hulu 3124万人
9位:アマゾン 2782万人
10位:ターナー・デジタル 2670万人

VEVOの99.6%はYouTubeで観られている。VEVOはユニバーサルミュージック、ソニーミュージックとアブ・ダビの投資ファンドが出資、2009年12月から音楽ビデオ専門サイトとしてスタートした。広告収入をこの3社とグーグル(YouTube)が分ける。ビルボード誌によれば2年間で音楽ビデオ所有者にトータルで77億円(1$77円換算)が支払われたという。広告スポンサーはアメリカン・エクスプレスを含む600社にも拡大したそうだ。

動画サイトではダントツ1位のYouTubeからフェイスブックに乗り換えるメリットやデメリットをビルボード誌は、噂の段階だろうかまだ分析していない。

VEVOは現ソニーミュージック最高経営責任者ダグ・モリスのブレイン・チャイルド。MTV他でタダで使われていた宣伝用音楽ビデオから利益を生むビジネス・モデルを創出した。

以下が当ブログの筆者が書いたVEVOレポート。

2009年12月17日
VEVOレポート1

2009年12月18日
VEVOレポート2

記事提供元:Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

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