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[海外] ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携

コラム All Digital Music

ユニバーサルミュージックと高級オーディオ機器メーカー「Bang & Olufsen」が高音質をテーマにしたマーケティングで提携。来月ロンドンでクラシック音楽のクラブイベントを開催

ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携

ユニバーサルミュージックと高級オーディオメーカー「Bang & Olufsen」(バング&オルフセン)は、高音質をテーマにしたコラボレーションで提携を結びました。

Bang & Olufsen A/S : [25.03.2013 – Bang & Olufsen and Universal Music in new collaboration: the sound’s going to be amazing] (発表資料)

パートナーシップの第一弾として、ユニバーサルミュージックのクラシック音楽レーベル「Deutsche Grammophone」と、 Bang & Olufsenのデザイン製品の新ブランド「B&O Play」とのコラボレーションによるマーケティング活動を実施し、プレミアム音質を追求したデジタル・モバイル・ライフスタイルの訴求を目指していきます。

ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携
Bang & Olufsen

と、堅苦しい説明になってしまいましたが、活動内容はまさに若者、都会住民向け。来月4月8日には、ロンドンの人気大型クラブ「Fabric」で開催されるクラシカル音楽のクラブイベント(なんだか不思議な感覚)「Yellow Lounge London」(ユニバーサルミュージック主催)にB&O Playが参加します。会場では、B&O Playの新製品をいち早くトライできるスペースが設けられるそうです。

http://www.yellowlounge.co.uk/
https://www.facebook.com/yellowloungelondon

Yellow Loungeの模様

ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携

ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携

ユニバーサルミュージックとオーディオメーカーBang & Olufsenが提携
img via Yellow Lounge Facebook

レコード会社はリスナーに良い作品を提供するだけでは、多様化する音楽体験のニーズには追いつかなくなる。クラシカル音楽、デザインオーディオ製品、クラブと、以外なコラボレーションでも、お互いの相乗効果を発揮出来れば各コミュニティとつながりオーディエンスを拡大できる可能性があります。

音楽を使ったブランディングはターゲットにリーチしやすくプレゼンスを高められる施策だと思います。一過性のキャンペーンで音楽が聴かれなくなることは、リスナーにとっても、ブランドにとっても機械損失でしかありません。クラシック音楽は、目立たないジャンルで小規模な取り組みかもしれませんが、意外な組み合わせと継続した場所の提供が話題つくりにも役立ち、オンラインやソーシャルへの導線も組めば大きな波及も期待できます。音楽のイベント「Yellow Lounge」は8年も継続して世界各地で開催されているクラブイベントだそうです。音楽を日常の体験の中に入れていくために問うべき質問は「どうすれば聴いてもらえるか」ではなく「聴きたくなるか」なのかもしれませんね。

■記事元http://jaykogami.posterous.com/bang-olufsen


jaykogami
記事提供:Jay Kogami’s posterous

■Jay Kogami Twitterhttp://twitter.com/jaykogami
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ジェイ・コウガミ:
音楽とテクノロジーの時事を扱うブロガー。海外のデジタル音楽情報をテーマに、ソーシャルな音楽サービス, 業界の動向、クリエイティブなデジタルPR事例をいち早く日本で紹介している。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学でNapsterを体験、以来オンライン x 音楽コンテンツ x 人の在り方について関心を持つ。
音楽好きと音楽業界に、新しい音楽体験情報を届け、幅広いインディーズ系アーティストを応援。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。