[海外] YouTube、ユニバーサルミュージック・パブリッシングとグローバル・ライセンス締結へ
YouTube、音楽出版大手ユニバーサルミュージック・パブリッシングとグローバル・ライセンス契約で合意
大手音楽出版のユニバーサルミュージック・パブリッシング(UMP)とフランスの音楽著作権団体「Society of Authors, Composers and Publishers of Music (SACEM)」は、YouTubeとグローバルレベルでのライセンシング契約に合意したことを発表しました。
ユニバーサルミュージック出版部門がYouTubeネットワークとライセンス契約で合意、クリエーターはカバー曲からのマネタイズが実現
今回の契約は、SACEMのカタログとUMPの英語音楽カタログを、ヨーロッパ、中東、アフリカ、アジアを含む世界127ヶ国で配信される動画PVや投稿された動画で利用するためのライセンス契約となります。
各団体は提携により、相互連携、データの共有、ライツホルダーへの利益還元を目指します。
UMPのCEO、Zach Horowitzは、「クリエーターが適切な報酬を効率的かつ革新的なライセンス・ソリューションから取得できれば、デジタル音楽市場は発展していきます。この取り組みにいち早く参加できたことを嬉しく思います」とコメントしています。
UMPは2月に「フルスクリーン」と「Maker Studios」の大手YouTubeネットワークとの提携を発表したばかり。UMPは音楽出版ビジネスの中で、YouTubeの動画から収益を得るためのビジネスモデルを確立しようと多くのプレーヤーと提携している先進的な企業でところが注目です。
ユニバーサルミュージック出版部門がYouTubeネットワークとライセンス契約で合意、クリエーターはカバー曲からのマネタイズが実現
■記事元:http://jaykogami.com/2013/04/1686.html
記事提供:All Digital Music(by Jay Kogami)
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ジェイ・コウガミ:
海外のデジタル音楽情報をテーマに、音楽ストリーミングサービスやその他の音楽サービス、デジタル音楽トレンドの動向、クリエイティブなデジタルPR事例、企業の音楽マーケティングなどをいち早く日本で紹介。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学で初期のナップスター(Napster)やP2Pファイル共有サービスを体験、以降音楽コンテンツと人のコミュニケーションに関心を持つ。
これまで「ベストギア」(徳間書店)での取材、音響雑誌「Gaudio」(共同通信社)での連載、オンライン音楽ニュースサイト「コラム・スピン」などで執筆。
またインディーズ・アーティストのオンラインプロモーションを手伝っている。
音楽好きとテクノロジー好きに最新のデジタル音楽情報と、新しい音楽体験を届けるべく日々奮闘中。音楽業界に、新しい音楽体験情報を届ける。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。
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