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資産運用会社サード・ポイントが米国ソニー音楽/映画部門の分社化および上場を提言

コラム 高橋裕二の洋楽天国

米国ソニーのエンターテインメント部門、ソニーミュージックやソニーピクチャーズ等を分社化し上場しろと資産運用会社のサード・ポイントが提言したとニューヨーク・タイムズ紙が伝えた。サード・ポイントはソニー株を6.5%保有する筆頭株主だそうで、創業者ダニエル・ローブ最高経営責任者が昨日(5月14日)東京で平井一夫ソニー社長兼CEOと面談したという。

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ダニエル・ローブの提案は、ソニーピクチャーズ等を分社化し上場する。その際ソニーの既存株主に新株予約権の割り当てを行う事。また上場する事により、それらの幹部に大きなインセンティブを与える事が出来、より一層経営に邁進できるとしている。その上ソニーの取締役会議のメンバーにも加えるよう主張したようだ。昨日のアメリカのソニー株は大幅高になった

従来噂にあった、エンターテインメント部門を売却する話ではないようだが、アメリカのアナリストは依然CBSがソニーピクチャーズの買収に積極的だとみている。

ソニーは1988年ソニーミュージックを、1989年ソニーピクチャーズを買収した。もう25年にもなる。1990年、松下電器産業がユニバーサル・スタジオを含むMCAを買収したが上手くいかず、5年後の1995年に手放した。日本人にとってのハリウッド支配は難しいものだが、ソニーが上手くいったのは盛田さんと大賀さんの手腕によるところが大だ。

今回の提案、ダニエル・ローブ氏を「ハゲタカ・ファンド」とみる人が多い中どうなるのだろう。ソニーはエンターテインメント部門の売却はないとしている。今年のソニーの株主総会は6月27日だ。

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