Pandora、発売前の作品が試聴できる新機能開始
米国最大のネットラジオPandora、リリース前のアルバムが限定視聴できる新機能「Pandora Premieres」を開始
PANDORA
米国最大のネットラジオ「Pandora」は、新しい音楽レコメンデーションサービス「Pandora Premieres」を開始すると発表しました。
Pandora Premieresは最新アルバムがリリースの1週間前からフル視聴ができるサービス。有名アーティストの作品から、新人アーティストまで幅広いプレビューを用意していきます。ユーザーはアルバムから好きな曲を選択でき、プレビュー期間中は制限なく試聴することが可能です。新しいアルバムは毎週順次追加される予定です。
本日からは、John Fogertyの「Wrote a Song for Everyone」、Laura Marlingの「Once I Was an Eagle」が視聴開始になりました。二つのアルバムは今月末にリリース予定です。
Pandora創業者のティム・ウェスターグレンは、「Pandora Premieresは2億人以上の登録ユーザーにとって新しい音楽発見プラットフォームになります。そして有名無名を問わずアーティストにとって新しいリスナーを開拓するための強力なツールになります」とコメントしています。
Pandoraは米国最大のネットラジオで、登録ユーザー数は2億人以上、月額視聴時間は15億時間を超えるほどの、巨大な音楽サービスです。Pandoraは現在、広告付きの無料プランと、広告無しの月額3.99ドルのサブスクリプション・(有料)プラン「Pandora One」を提供しています。
iTunesのプレビュー視聴にとっても似ていますね。リリース前にアルバムの視聴が可能になるということは、作品に関する口コミが拡散される可能性が広がりやすくなってアーティストのプロモーションにはメリットが在ると思います。音楽サービスでは、サービスごとに異なるコンテンツやアーティストを持ち、このようなプレビューサービスが今後は増えていきそうな気がしますね。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/05/2092.html
記事提供:All Digital Music(by Jay Kogami)
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ジェイ・コウガミ Profile:
海外のデジタル音楽情報をテーマに、音楽ストリーミングサービスやその他の音楽サービス、デジタル音楽トレンドの動向、クリエイティブなデジタルPR事例、企業の音楽マーケティングなどをいち早く日本で紹介。
高校から米国オレゴン州ポートランドで生活。高校でネットラジオ、大学で初期のナップスター(Napster)やP2Pファイル共有サービスを体験、以降音楽コンテンツと人のコミュニケーションに関心を持つ。
オレゴン大学在籍中は、地元のコミュニティラジオ局「KWVA」でDJとプログラム・ディレクターを3年弱担当。
これまで「ベストギア」(徳間書店)での取材、音響雑誌「Gaudio」(共同通信社)での連載、オンライン音楽ニュースサイト「コラム・スピン」などで執筆。
またインディーズ・アーティストのオンラインプロモーションを手伝っている。
音楽好きとテクノロジー好きに最新のデジタル音楽情報と、新しい音楽体験を届けるべく日々奮闘中。音楽業界に、新しい音楽体験情報を届ける。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。
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