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Shazam、世界5位の携帯キャリアから4000万ドルの資金調達

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音楽情報検索アプリのShazam、世界第五位の携帯事業会社から資金4000万ドルを調達し中南米進出を強化

Shazam

音楽情報検索アプリ「Shazam」(シャザム)は、メキシコ最大の通信事業会社America Movilから4000万ドル(約40億円)の資金を調達し、戦略提携したことを発表しました。America Movilは世界一の富豪カルロス・スリム・ヘル氏が所有する中南米最大の契約者数を誇るモバイルキャリアです。

Shazamは新たな資金を、ラテンアメリカ市場進出に投じる予定です。今回の提携によって、今後ShazamはAmerica Movilが販売するスマートフォンにプリインストールされます。

America Movilは中南米最大の携帯キャリアで、現在2億6300万人のユーザーを獲得しています。またAmerica Movilは中国移動通信(チャイナモバイル)、ボーダフォン、インドのBharti Airtel(バーティ エアテル)、シンガポール・テレコムに次ぐ、世界第五位の携帯事業会社です。

ShazamはiPhoneやAndroidなどスマートフォンで、店舗などで流れている音楽や知らない音楽を検索し、アーティストや曲名などの音楽情報を発見・共有・購入ができる、無料の音楽検索アプリです(日本でも使えます)。2700万曲以上の音楽データベースを持つShazamは、現在3億5000万人のユーザーを抱え、月間アクティブユーザーは7000万人以上と着実に成長しています。

Shazam
img via Mashable

Shazamは今年4月にCEOのアンドリュー・フィッシャーが退任し、元Yahoo!のEMEA地域担当上級副社長のリッチ・ライリー(Rich Riley)を迎え入れ、IPO(新規株式公開)の準備を進めています。IPOの時期など詳細は明らかになっていません。

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今回のShazamのニュースは、IT系メディアだけでなく、ブルームバーグやフォーブス、ウォール・ストリート・ジャーナルなど大手ビジネスメディアも記事化しています。それだけ、Shazamが世界的に注目されていることが伺えます。今回の提携でShazamは自社のプロフィール(知名度)を高めることにつながったのではないでしょうか?モバイルキャリアと音楽サービスが連携することはだんだん増えて来ましたが、どれだけ効果が出るのか、実績を知りたいですね。

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■記事元http://jaykogami.com/2013/07/3359.html

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