[海外] ミュージシャン専用の新しい金融システム構想とは
ユーリズミックスのデイブ・スチュワート、世界の音楽家支援目的の金融システム「First Artist Bank」構想を発表
First Artist Bank
ユーリズミックス(Eurhythmics)のデイブ・スチュワートは、世界のミュージシャン専用の融資システム「First Artist Bank」を設立する計画を明らかにしました。
公式サイト:http://fab.us/
デイブ・スチュワート
ドイツのハンブルグで開催された音楽業界カンファレンス「Reeperbahn music festival」の場でスチュワートは新しい金融システムの構想を発表しました。First Artist Bankは、ミュージシャンに対しファンドを供給したり、デジタルアセット及び知的財産の管理を行っていきます。また、契約に関するアドバイスも行うことで、「無意味な契約」を減らしていくとスチュワートは説明しています。
First Artist Bankは来年初めに開始予定です。
First Artist Bandはデイヴ・スチュワートと、クレディ・スイス欧州・中東・アフリカの前会長兼CEOのマイケル・フィリップと共同で会長を務めるエンターテインメント業界向けのVC、「First Artist Ventures」のプロジェクトとして進められます。
First Artist Ventures, LLC
スチュワートはFirst Artist Bankを「グローバル・クリエイティブ・コミュニティ・バンク」と説明しており、ミュージシャン以外でも、テレビ・映画・演劇で音楽に関わるアーティストも支援すると述べています。
公式サイトには次のサービスの内容が記載しています。
・アドバイス(Advisory):アーティストと綿密に協力しブランドの認識向上、収益源の確保、支援者の勧誘、ファンとの関係構築を支援します。
・銀行業(Banking):クライアントのユニークなニーズにマッチした銀行サービスをフルパッケージで提供し、グローバル規模のアーティスト・コミュニティを支援します。
・融資(Funding):クラウドファンディング、ブランド・スポンサーシップまたは銀行融資や機関投資家など、アーティストと協力し活動する融資ソースを紹介します。
・レポート(Reporting):パートナーと協力し、クライアントが何時でのどんな方法でも利用できる正確で簡単に利用できるレポートを提供します。
融資の対象だったり、文化の違いだったりこの辺りのアーティストとの相互理解はどうクリアにしていくのか、気になりますね。でもミュージシャンにとって支援を提供してくれる機関が一つでも多くできることは、心強いですね。どんな金融システムができるのか、注目したいです。
■記事元:http://jaykogami.com/2013/10/4337.html
記事提供:All Digital Music
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