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米ロイヤリティ料徴収団体 SoundExchange、過去最高の分配額を記録

コラム All Digital Music

設立10周年を迎えたロイヤリティ料徴収団体SoundExchange、アーティスト・レコード会社への支払いが過去最高を記録

SoundExchange

日本でも徴収団体がもっと活動したらどうでしょうか?

アメリカのアーティストや権利者のためにロイヤリティ料を徴収する独立系非営利団体「SoundExchange」は、2013年第3四半期に過去最高となる1億5370万ドル (約149億円)のデジタル・ロイヤリティ料をレコード会社やアーティスト、権利者に分配したことを発表しました。

この支払額は、前年同月比25.5%増加、2011年の同期8800万ドルからは、74.7%増加しました。

SoundExchange

こちらの資料はSoundExchangeが四半期ごとに分配してきたロイヤリティ料を追ったもの。

今年はSoundExchange設立から10周年目になります。過去10年に渡りSoundExchangeは15億ドル以上のデジタル・パフォーマンス・ロイヤリティ料を徴収し分配してきました。SoundExchangeは、衛星ラジオ、ケーブルラジオ、インターネット放送のデジタル・パフォーマンス・ロイヤリティ料(楽曲使用料)を徴収する米国唯一の団体です。

SoundExchange

こちらは年間のロイヤリティ料支払いを示したチャートです。

SoundExchangeは9万組以上のアーティスト、2万8000以上の権利者およびレコード会社へ、徴収した楽曲使用料を分配しています。

ネットラジオの世界は現在最も成長している分野の1つです。調査会社Edison Researchによれば、12歳以上のアメリカ人ネットユーザーの中で、53%がネットラジオを視聴しているとの調査結果が明らかになっています。

SoundExchangeが創設された2003年には、PandoraはまだSavage BeastというB2B企業でしかありませんでした。また衛星ラジオのSirius SatelliteとXM Satellite Radioは両社合わせて180万人の会員しかいませんでした。

ですが今ではPandoraは月間アクティブリスナー数は7200万人を超え、SiriusとXMはその後合併しSirius XMへと変わり、今では会員数2500万人を超える放送局へとなるほど、ネットラジオの世界はここ10年間で急成長しています。

SoundExchangeは過去10年間で最も人気のあったアーティストやトラックを公開しています。テイラー・スウィフトやドレイクなど最近の人気アーティストに加えてブルース・スプリングスティーンやパール・ジャム、ビートルズなど長年人気のあるアーティストも含まれているあたり、米国のラジオ放送がバラエティに富んだコンテンツを配信してきていることが分かります。

人気アーティスト トップ10
Elvis Presley
Bruce Springsteen
Pearl Jam
Rihanna
Drake
Usher
Lil Wayne
The Beatles
Taylor Swift
Grateful Dead

SoundExchangeは過去10年間の活動をまとめたインフォグラフィックを公開しています。そちらもご覧ください。

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■記事元http://jaykogami.com/2013/10/4346.html


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