第3四半期アメリカ音楽市場、売上ペースダウン傾向
アメリカの音楽市場、第3四半期はデジタル・アルバム売上5%減少、音楽の売上がペースダウン傾向
img via Flickr (Fabiano Campos)
調査会社ニールセンの音楽情報トラッキングシステム「Nielsen SoundScan」が、2013年度第3四半期に米国で購入された音楽売上レポートを発表しました。SoundScanによれば、デジタル・トラックの売上はトラックとアルバム両方がダウンしている傾向にあることが分かりました。
第3四半期のデジタルトラックの売上は2億9240万曲で、前年同期3億1100万曲から6%減少しました。1-9月までの実績は、前年比3.4%減少で9億7450万曲となりました。
デジタル・アルバム売上は、第3四半期は2690万枚で前年同期2830万ユニットから5%減少、1-9月までの実績が8770万ユニットで2.6%増加となりました。
デジタル・アルバムの中でも、カタログの売上は前年同期比1.4%減少し、4240万ユニット。一方新作リリースは6.6%増加で4530万ユニットと好調でした。
全体でのアルバム売上は1-9月までの実績が6.1%減少し2億520万ユニットとなっています。
一方CD売上は12.8%減少し、1億1310万ユニットでした。
またアナログレコードのアルバム売上は30%増加し、410万ユニットとなりました。
最も売れたアルバム・トラック
2013年はすでに売上100万枚を達成したアルバムが5枚リリースされており、これは昨年の同じ時点での3枚を超えています。5枚は以下の通りです。
1. ジャスティン・ティンバーレイク:「20/20 Experience」- 230万ユニット
2. ブルーノ・マーズ:「Unorthodox Jukebox」- 123万ユニット
3. Imagine Dragons:「Night Vision」- 103万ユニット
4. Jay Z:「Magna Carta Holy Grail」- 100万ユニット
5. マムフォード・アンド・サンズ:「Babel」- 100万ユニット
昨年最も売れたアルバムはアデルの「21」で最終売上枚数は402万ユニットに到達しました。
デジタルトラックの分野では、マックルモア&ライアン・ルイス(Macklemore & Ryan Lewis)の「Thrift Shop」が596万ユニット、ロビン・シックの「Blurred Lines」が590万ユニットと僅差の勝負をしています。
レコード会社のマーケット・シェアでは、ユニバーサルレコードが38.3%、ソニー・ミュージックが29.1%、ワーナーミュージックが19.7%となっています
■記事元:http://jaykogami.com/2013/10/4469.html
記事提供:All Digital Music
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