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[海外] 相次ぐ音楽ストリーミングと大手モバイル会社の提携

コラム All Digital Music

定額制音楽配信サービスSpotifyがソフトバンク傘下のスプリントと提携、スマホ利用者向けにオプションを拡大

定額制音楽サービス最大手Spotifyは、ソフトバンク傘下でアメリカ第3位のモバイル事業者であるスプリントとの提携を発表しました。

Spotifyとスプリントはマーケティングおよび決済で全スプリントユーザー向けに3カ月のSpotifyの有料会員プラン「Spotifyプレミアム」の無償試用を提供します。また家族や友人グループ向けに割引きプランの提供も開始、スプリントのグループユーザー向け料金プランである「Framily」プランユーザー向けにSpotifyプレミアムプランの提供を5月2日から開始します

・全スプリントユーザー:「Spotifyプレミアム」の3カ月の無料体験期間、その後月額9.99ドル
・「Framily」プラン(1-5人):「Spotifyプレミアム」の6カ月の無料体験期間、その後月額7.99ドル
・「Framily」プラン(6-10人):「Spotifyプレミアム」の6カ月の無料体験期間、その後月額4.99ドル

スプリントはまた「HTC One M8 Harman/Kardon edition」を発表、高音質再生などのテクノロジーを搭載し、Spotifyと合わせて音楽好きなユーザーの獲得を狙います。

HTC One M8に搭載されるHarman/Kardonの「Clari-Fi」と呼ばれる技術は、再生される音楽をリアルタイム分析し、失われた本来の音質を復元する技術だそうです。

またHTC One M8は24ビット/192kHzのFLAC形式の再生に対応、日本でも人気の出始めた「ハイレゾ音源」が再生可能になっています。

アメリカでは、ヘッドフォンブランドBeats by Dr. Dreが運営する定額制音楽配信サービス「Beats Music」が、アメリカ最大のモバイル事業者AT&Tと提携し、スマホユーザー向けに音楽サービスをバンドルしたプランを提供してユーザーの獲得を狙っています。Beats MusicはAT&Tで最大5人の家族向けプランを提供しています。

Spotifyは長期に渡り交渉を続けた後の2011年にアメリカへ上陸しています。今回のスプリントとの提携は、アメリカ国内においてモバイル事業者との初めての提携になります。Spotifyはすでに世界各地でローカルのモバイル事業者と提携しています。

■記事元http://jaykogami.com/2014/04/7202.html


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記事提供All Digital Music

Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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