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LVMH、YG Entertainmentに最大8000万ドル出資

コラム All Digital Music

ルイ・ヴィトン親会社が韓国の大手レーベル/エージェンシー「YG Entertainment」に最大8000万ドル出資 – ファッション×音楽を軸に多角展開

ルイ・ヴィトンの親会社LVMHが韓国のレコード会社でマネジメント会社であるYG Entertainmentに最大8000万ドル (約80億円)の投資を行うことが明らかになりました。YG EntertainmentにはPsy, Big Bang, 2NE1などのアーティストが所属しています。

VMHの投資部門L.Capital Asiaが優先株式と引き換えに6000万ドルを投資、またLVMHは株式2000万ドルの取得を目指してYG創業者で筆頭株主のヤン・ヒョンソク(Yang Hyun-suk)と交渉を進めています。

同時に2社は戦略的パートナーシップについての交渉も行なっているとロイターは伝えています。

ルイ・ヴィトンは2009年にBig BangのメンバーG-Dragonのソロアルバム・リリースをスポンサーしている関係があります。

このパートナーシップによって2社は、音楽の分野にとどまらず、ファッションや映像、マーケティングなどの分野でもクリエイティブの幅を広げた戦略が発揮できそうです。またLVMHはこのパートナーシップを足がかりに、アジア市場特にK-POP支持率が伸びている中国への進出、K-Pop市場の新しいオーディエンスへのリーチを拡げることが期待できます。

YG Entertainmentは国際的な企業と提携することでファッション業界への足がかりをつくり、アーティストやプロモーションのブランディングを高めていきます。

音楽産業も他業種の企業がマーケティング目的でパートナーを組むようになり、また音楽とファッションといった一般消費者に身近に感じられる組み方へと変わってきています。コカ・コーラがSpotifyに投資するように、世界では企業/ブランドは音楽を中長期的に消費者との関係を生む持続性の高いマーケティングコミュニケーションの1つとして捉える傾向が強く、人々の消費形態が変化する中で音楽にも新しい可能性が生まれ始めています。

■記事元http://jaykogami.com/2014/08/8894.html


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Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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