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音楽ストリーミングサービスSpotify、カナダで正式ローンチ

コラム All Digital Music

Spotifyがカナダに上陸。定額制音楽配信は世界58カ国に拡大

定額制音楽ストリーミングサービスで世界最大手の「Spotify」(スポティファイ)がカナダに上陸しました。

今夏から開始してきた招待制利用期間を終え、カナダでは米国に遅れること3年後にようやく正式ローンチしました。カナダに進出したことでSpotifyの世界展開は58カ国に拡大しました。

Spotifyは、2000万曲以上の音楽をiPhoneやAndroidスマホやタブレット、ブラウザ、スマート家電などで聴き放題できる音楽サービスです。Spotifyには広告が入る無料バージョンと、広告や機能制限が無く利用できる有料バージョンの2プランから選べ、有料プランは月額10カナダ・ドルで利用できます。また有料メンバーは320kbpsの音質で音楽を楽しめ、最大3333曲まで保存できるオフラインモードが利用できます。

2006年に設立されたSpotifyは、現在世界で4000万人のアクティブユーザーと1000万人の有料会員を抱え、CDやダウンロードに代わる音楽の消費モデルとして注目を集め、世界で急成長しています。長く噂されていますが、Spotifyは現在もレコード会社との交渉が長引いているため日本ではローンチできていません。

カナダの音楽市場にはすでにSpotifyの競合のRdioやGoogle Play Musicなどが参入しています。

現在アメリカを中心に音楽の消費形態が徐々にファイルを「所有するモデル」から、音楽に「アクセスするモデル」へ移行する転機を迎えています。人の音楽の聴き方がiTunesなどで購入することから、ネットやスマホで音楽をストリーミング再生する聴き方へ移り始めたことで、絶対的な地位を築いてきたアップルもその戦略の見直しを迫られています。このシフトの中心的な存在がSpotifyで、設立から間もない音楽ストリーミングサービスが伝統的な音楽業界の在り方や価値に変化を与えようとしています。

■記事元http://jaykogami.com/2014/10/9339.html


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Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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