国際音楽産業見本市 MIDEM(ミデム)がスタート
国際音楽産業見本市 MIDEM(ミデム)がスタート
今年(2015年)の国際音楽産業見本市MIDEM(ミデム)は現地時間で今週金曜日、6月5日から7日まで、フランスのカンヌで開催される。1967年から始まった。従来は1月下旬の開催だが、今年から6月に変更された。世界中の音楽業界関係者がカンヌに集まって音楽の商談をする。名刺交換や1年に1回の顔合わせといった意味合いもある。
日本からの参加者は洋楽アーティストや洋楽曲の買い付けの為に、レコード会社の洋楽担当者、音楽出版社の洋楽スタッフが参加する。また輸入盤の買い付け会社や、デジタル配信サービス関係者も参加。大まかな日程は、代理店「リージェンシー・グループ」の2015年版によれば、今年の標準的なスケジュールは以下だ。明日(6月4日)出発する。
6月4日(木)朝 羽田空港発 パリ(シャルル・ド・ゴール)着 パリ発 ニース着 ニース発 カンヌ着
6月5日(金)朝 会場「パレ・デ・フェスティバル」にてIDカードの発行 会場内外で商談
6月6日(土) 会場内外で商談
6月7日(日) 会場内外で商談
6月8日(月) カンヌ発 ニース着 ニース発 パリ(シャルル・ド・ゴール)着 パリ発
6月9日(火) 羽田空港着
今年はなんと、成田ではなく羽田から飛び立つ。当ブログの筆者も度々訪れた。カンヌ国際映画祭の場合は会場の「パレ・デ・フェスティバル」の階段にレッド・カーペットが敷かれる。
筆者の思い出は1971年、音楽誌ミュージック・ライフを出版していた新興音楽出版社(現シンコーミュージック・エンタテイメント)の草野専務がMIDEMで見つけ、筆者に紹介してくれた楽曲だ。筆者は翌年(1972年)1月21日に発売し、大ヒットした。ABBAになる前の二人、ビョルン&ベニーの「木枯らしの少女」だ。オリジナルがイタリアのアーティスト、ガゼボの「アイ・ライク・ショパン」はドイツの弁護士が紹介してくれて、小林麻美のカバー・レコード「雨音はショパンの調べ」と共に大ヒットした。近年の大ヒットはなんといっても、音楽出版社である「フジパシフィックミュージック」の三浦圭司君が見つけたオゾン「恋のマイアヒ」だろう。
今年は商談もさることながら、参加者の会話は定額制音楽ストリーミング・サービスがどうなるかだろう。MIDEM終了直後にアップルの発表がある。
記事提供元:洋楽天国
関連リンク
関連リンクはありません