ドイツ レコード産業2015年上半期の売上を発表、CDの売上が61%と堅調
イギリスやヨーロッパの音楽産業をレポートするミュージック・ビジネス・ワールドワイド(MBW)が15日、今年(2015年)上半期(1月〜6月)のドイツのレコード売り上げの内訳をグラフ化して発表した。
ドイツはアメリカ、日本に続く世界第3位のレコード売り上げ国。日本と似ているのは、まだCDの売り上げが堅調だという事。とは言えMBWによると、昨年(2014年)の上半期に比べCDの売り上げは66%から61%にダウンした。ダウンロード売り上げは19%から18%で微減だった。比べてストリーミング売り上げは8%から13%に伸びた。
以下はアメリカ・レコード産業の2014年の内訳だ。
先進国の中でもストリーミングによる売り上げが27%と突出している。アメリカ人は通勤時、ラジオで音楽を聴く。根柢にあるのは流れている曲が好きかどうかだ。最初に曲が好きになり、その後アーティストを気に入り、本当に好きになったら最後はコンサートに足を運ぶ。多少好きなら、懐具合と相談して、ダウンロードよりもストリーミングでいいや、という事だろう。日本と似ているドイツのケースを見ると、日本でもストリーミング売り上げは伸びるのだろう。しかし月額の有料会員にはどのくらいの人達がなるのだろうか。TVオリエンテッドなタダ音楽に接している日本の音楽ファンは、数百万曲聴けますよといっても知らない曲には興味が無い。注:アメリカの場合、Physicalが実物のCDの事だ。
記事提供元:洋楽天国
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