SoundCloudとSony/ATVがヨーロッパの音楽著作権で合意
SoundCloudとSony/ATVがヨーロッパの音楽著作権で合意、定額制サービスの拡大目指す
ベルリンのスタートアップで音楽共有サービス「SoundCloud」は、音楽出版社最大手のSony/ATVとヨーロッパ圏内でのライセンス契約で合意しました。Sony/ATVはビートルズやローリングストーンズ、テイラー・スウィフトやエミネム、アデルなどの作品著作権を管理しています。
SoundCloudは3月に、長年噂されていた月額9.99ドルの定額制サービス「SoundCloud Go」を米国で開始しました。Sony/ATVとの”マルチテリトリー契約”を結んだことによって、SoundCloudは定額サービスを年内にヨーロッパで始める準備を進めます。
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Sony/ATVと同社が著作権を管理するソングライターは、今後SoundCloudで楽曲が利用されることで収益を上げることが可能になります。一方でSoundCloudはユーザーに対して、Sony/ATVが管理する楽曲を提供していきます。Sony/ATVが管理する楽曲カタログは約400万曲に上ります。
SoundCloudは月間アクティブユーザー数が1億7500万人を超えるが、これまで具体的なマネタイゼーションの仕組みを導入できずにいたため、音楽産業特にメジャーレーベルからは、楽曲のライセンスを巡って非難が集中していました。エディットした楽曲やミックスを無料でアップロードできる手軽さと、固定のファンへのリーチがDJやトラックメイカーから多くの支持を集めてきた理由でしたが、これまでSoundCloudがライセンス許諾を得ていない曲のみで運営されていた現状を問題視する業界の声に対応するための戦略が、新しい有料配信サービスになったのです。
音楽サービスの有料化では、アップルがApple Musicを始めたことを皮切りに、グーグルはYouTubeの定額版「YouTube Red」を本格的に開始。Spotifyは現在も有料と無料サービスを組み合わせた「フリーミアム」モデルでサービスを伸ばしています。
■記事元:http://jaykogami.com/2016/04/13059.html
記事提供:All Digital Music
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