アマゾンの定額音楽サービス、スマートスピーカー「Echo」限定で月額4〜5ドルの低価格プランを計画か
アマゾンが開発中の定額音楽配信は、スピーカーで標準価格を半分に抑えるかもしれない
Spotifyやアップルなど他社に遅れまいと、急いで定額音楽配信サービスを開発していると言われる米アマゾン。しかしながら、アマソンは月額10ドルの一般的な価格帯に加えて、さらに付加価値を加えたサービスを展開しようと計画しているようです。
Recodeの情報によれば、アマゾンは月額10ドルの無制限アクセス可能な定額配信と、月額4または5ドルの定額配信の2プランを開発していると伝えています。低価格のプランの大きな違い、それはアマゾンが開発販売するスマートスピーカー「Amazon Echo」のみでアクセスが可能になるようです。またアマゾンの新サービスは、すでに提供されている、プライム会員のみが利用可能な定額配信「Prime Music」とは異なるサービスです。
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月額10ドルのプランは、SpotifyやApple Musicなどが提供する一般的な価格。反対に月額4-5ドルのプランは、かつてトライしたサービスは存在したものの、大きな成功を収めること無く終了したケースが殆どです。課題は5ドルと10ドルのプランで明確な機能の差別化が図れてこれなかったことが原因になっています。
あのSpotifyもかつては「Spotify Unlimited」という”4.99″ドル/ユーロの価格帯の有料プランを展開していた過去があります。現在Spotifyはフリープランと月額9.99ドル/ユーロの「Spotifyプレミアム」の2パターンのみを展開しています。
アマゾンのサービスでは、Amazon Echoでのアクセスを可能とする代わりに、スマートフォンからのアクセスは不可。機能は広告無しのフルアクセスと、一般的な有料配信と遜色ありません。
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多くのSpotifyやApple Musicユーザーの視聴スタイルはモバイルアプリ経由で、アップルはユーザー獲得を目指して、これまで禁じ手だったAndroidアプリの開発まで行っています。アマゾンの動きは、定額配信のトレンドにある意味反して、据え置きのスピーカーシステムに依存する形を示しています。
アマゾンの人工知能「Alexa」を搭載したAmazon Echoは、2014年に発売を始め、業界レポートでは2017年に販売台数が1000万台を越えると言われているスピーカーです。
またアマゾンはすでにプライム会員向けに定額音楽サービス「Prime Music」を提供してえいます。
■記事元:http://jaykogami.com/2016/08/13425.html
記事提供:All Digital Music
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