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音楽ビデオ専門チャンネルVEVOが年間再生回数ベスト10を発表、1位はジャスティン・ビーバー「ソーリー」

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽ビデオ専門チャンネルのVEVOが全世界での1年間の視聴(再生)回数ベスト10を発表した。以下がベスト10。

1位)ジャスティン・ビーバー「ソーリー」 18.2億回
2位)アデル「ハロー」 12.6億回
3位)フィフス・ハーモニー「ワーク・フロム・ホーム」 11.7億回
4位)カルヴィン・ハリス「This Is What You Came For」 10.1億回
5位)ジャスティン・ビーバー「ホワット・ドゥ・ユー・ミーン?」 10億回
6位)ジャスティン・ビーバー「ラヴ・ユアセルフ」 9.7億回
7位)ドレイク「ホットライン・ブリング」 9億回
8位)マーク・ロンソン「アップタウン・ファンク」 8.3億回
9位)リアーナ「ワーク」 8億回
10位)チェインスモーカーズ「クローザー」 7.8億回

1位のジャスティン・ビーバー「ソーリー」は累計で20億回を超え、アデル「ハロー」は18億回を超えた。何より凄いのはジャスティン・ビーバー。3曲がアルバム「パーパス」からのヒット曲。ジャスティン・ビーバーのマネージャーはスクーター・ブラウン。敏腕マネージャーとして名高い。アメリカの音楽業界誌ビルボードのシングル・チャートは実売(ほぼiTunes他の有料ダウンロード)とラジオの放送回数とYiuTubeの視聴回数で作成される。VEVOはYouTubeがプラットフォームだ。ジャスティン・ビーバーはラジオに強くない。しかし少女達に受けるビデオを作る。それも低予算で。シングル・チャートで1位になる。そして最終的には親同伴の少女達に高いコンサート・チケットを売る。同伴の親もチケットを買わなければならない。

アデルの場合、ジョナサン・ディキンズという有能なマネージャーがいる。「ハロー」の音楽ビデオの監督はグザヴィエ・ドラン。昨年映画「Mommy/マミー」で第67回カンヌ国際映画祭の審査員賞を受賞した。映画仕立てのビデオが万人に受けた。歌って踊るビヨンセやレディー・ガガはベスト10に登場出来なかった。それに比べて、3位にオーデション番組「Xファクター(アメリカ版)」出身の女性5人組のフィフス・ハーモニーが入った。受けるビデオに時代の変化があるのかもしれない。

VEVOによれば、携帯での視聴が48%で、今年初めてデスクトップ(44%)を抜いたそうだ。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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