アメリカ人の音楽の聴き方、ストリーミングが32%から41%に増加
TV視聴率やラジオ聴取率やレコード実売調査のニールセンがアメリカ人の音楽の聴き方をレポートにまとめた。調査は今年(2017年)の8月、13歳以上の3,000人を対象にオンラインで実施された。
それによると上のグラフのように、音楽を聴く人達が割く時間の割合は、ストリーミングで聴いているが2015年の32%から2017年は41%に伸びた。ストリーミングには定額制音楽ストリーミング・サービスやパンドラといったインターネット・ラジオや動画再生のYouTubeがある。既存のラジオ局や衛星ラジオでの音楽聴取は26%から24%と微減だが、有料ダウンロードで音楽を購入して聴く時間は23%から14%と激減した。また実物のCDやLPを聴く時間は12%から11%で微減だった。
1年間で音楽に使うお金は17,200円(1$110円換算)で、コンサートに使うお金は全体の54%で、CDや有料ダウンロードや音楽ギフト・カードは29%で、定額制音楽ストリーミング・サービスは9%で、有料の衛星ラジオは8%だった。衛星ラジオが多いのは通勤途中に車で聴くからだ。
新しい音楽をどこで見つけるかについては、49%がラジオから、40%が友達からの情報、オンラインのストリーミングからが27%、SNSの情報が25%だった。アメリカでは地域密着型のラジオが相変わらず強い。