音楽情報検索アプリ「Shazam」、DJ向けオンラインストアBeatportと提携
音楽情報検索アプリ「Shazam」、世界最大のDJ向けオンラインストアBeatportと提携、ダンストラックのタグ付けが可能に
スマホで人気の音楽情報検索タグ付けサービス『Shazam』は、世界最大のDJ向けオンライン音楽ストア「Beatport」と提携し、ダンストラックのタグ付けが簡単にできるようにします。
Shazam、Beatport
発表された提携によりShazamは、Beatportの約150万曲以上を超える全カタログ情報にアクセスすることが可能になりました。これでShazamに登録されている音楽データベースは約2500万曲を超えます。
Beatport
ユーザー数2億7500万人を超えるShazamと毎週2万曲の新曲を追加するBeatportとの連携によって、ユーザーはEDMフェスやクラブで聴いた音源にスマホをかざすだけで楽曲情報を取得できタグ付けすることができます。最近のEDMブームでダンス・ミュージックやクラブシーンが注目されている中、好きな音楽情報の取得がより一層簡単になり、友人同士の情報交換など音楽を通じたコミュニケーションも活性化することも予想されます。
image via Techradar
ShazamとBeatportの連携は、テクノロジーと音楽による最高の組み合わせだと思います。これまで音楽ファンはクラブでプレイされた曲情報を知りたい場合、「その曲についてネットで探しまくる(YouTubeで数えきれないほどの再生)」か「DJに聞く」くらいしかありませんでした。ShazamでBeatportの楽曲情報が容易に取得できるようになると、音楽を見つける方法が変わります。ShazamユーザーでEDMファンにとっては好きなDJの曲情報が圧倒的に簡単になりDJと同じセットリストを組むなんてことも可能になることで、音楽と出会う機会と接する時間、関与度が増えることが期待できます。また、Beatportが販売する2万以上の小さなEDMレーベルやアンダーグラウンドのEDMプロデューサー、DJにとっても、世界最大の音楽情報検索アプリと提携することで、多くのユーザーや将来のファンに音楽を見つけてもらう機会が生まれました。
Shazamアプリは、iPhone, Android, Windows Phoneの他にもAmazon Appでも利用が可能です。
Shazamの音楽コンテンツ担当ディレクターのウィル・ミルズ(Will MIlls)によれば、世界中のユーザーによって昨年最もタグ付けされた楽曲トップ100のうち、31曲はダンス・トラックで、このことからも世界中でEDMへの認知と接触が音楽ファンの間で広がっていることが伺えます。
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ジェイ・コウガミ:
音楽とテクノロジーの時事を扱うブロガー。海外のデジタル音楽情報をテーマに、ソーシャルな音楽サービス, 業界の動向、クリエイティブなデジタルPR事例をいち早く日本で紹介している。
学生時代は米国オレゴン州で生活。高校でネットラジオ、大学でNapsterを体験、以来オンライン x 音楽コンテンツ x 人の在り方について関心を持つ。
音楽好きと音楽業界に、新しい音楽体験情報を届け、幅広いインディーズ系アーティストを応援。現在プロジェクトチーム「soundtribe」で活動中。
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