ツイッターの上場と音楽業界への影響
米短文投稿サイト運営大手ツイッターが新規株式公開(IPO)を目指している。早ければ11月中に上場となる。IT関連では昨年(2012年)のフェイスブック以来の大型IPOとなる。
上場が音楽業界にどんな影響を与えるだろうかと業界誌ビルボードが伝えている。既に音楽業界は宣伝の為のツール(道具)として充分使っている。以下がツイッター社の発表したフォロワー数の最新ベスト10だ。カッコ内がフォロワー数。
1位)ジャスティン・ビーバー(45,487,893)
2位)ケイティ・ペリー(44,382,123)
3位)レディー・ガガ(40,227,221)
4位)オバマ大統領(37,692,973)
5位)テイラー・スウィフト(35,053,065)
6位)YouTube(34,445,866)
7位)ブリトニー・スピアーズ(32,706,904)
8位)リアーナ(32,054,091)
9位)Instagram(27,818,615)
10位)ジャスティン・ティンバーレイク(26,793,777)
オバマやYouTubeやInstagramを除けばいずれもミュージシャンだ。とにかくジャスティン・ビーバーやレディー・ガガはツイートしまくる。宣伝に使いまくる。
ビルボード誌は上場で調達した資金でサウンドクラウド(SoundClowd)を買収するのではないか予想する。サウンドクラウドは2007年にドイツで創業された音楽共有サイト。自分の音楽をアップロードしたら、ツィッターの様に他人がフォロワーになってくれる。「マイスペース」が不調な折、サウンドクラウドは無名のミュージシャンに優しいかもしれない。サウンドクラウドで盛り上がったらツィッターでしゃべりまくる。ビルボード誌はツイッターもサウンドクラウドもバックにユニオン・スクエアー・ベンチャーズというファンドがいるので、買収の話も難しくないと見る。
またビルボード誌はツイッターがeコマースの分野に進出するのではないかと見ている。つい先ごろ、チケット販売最大手のチケットマスターの会長兼最高経営責任者ネイサン・ハバードをヘッドハンティングした。
いずれにせよ、ツイッターの上場がさしあたっての音楽業界に与える影響は大きくないとビルボード誌は記事に書いた。
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