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U2がライブ・ネイションとマネジメント契約で合意

コラム All Digital Music

U2がライブ・ネイションとマネジメント契約で合意、新マネージャーには現マドンナのビジネスパートナー

U2はライブ・ネイションとアーティスト・マネジメント契約で合意したことが明らかになりました。

実際にはライブ・ネイションがU2のマネージャーのポール・マクギネス(Paul McGuinness)が代表を務める独立系マネジメント会社Principle Managementの買収を完了したことにより、マネジメントの権利を獲得したことになります。

U2のマネージャーを約35年努めたポール・マクギネスは11月にニューヨーク・タイムズのインタビューで、自社の売却後はU2のマネジメント業務からの引退を発表しました。

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U2がライブ・ネイションとマネジメント契約

U2も今回初めて公式サイトでマクギネスがマネージャーから離れることを伝え、メンバー全員の連名で感謝の意を述べています。

今後U2のマネージャーは、現在マドンナのマネージャーを務めているガイ・オセアリー(Guy Oseary)が担当することが決定しました。ライブ・ネイションはまたガイ・オセアリーのマネジメント会社も買収したことを発表しました。

U2の新マネージャー、ガイ・オセアリーとは?

ガイ・オセアリーは、マドンナのマネージャーを務めるだけでなく、彼女のビジネスパートナーとして、アルバム制作だけでなく、ツアーやコンサートからファンクラブの立ち上げから運営まであらゆる面でリーダーシップを発揮してきました。

オセアリーはまた企業投資家として俳優のアシュトン・カッチャーとともに「A-Grade Investments」を設立し、これまでにSocialcamやFab.comなどの企業に投資してきました。

2007年にマドンナはライブ・ネイションと10年1億2000万ドルでアルバムのディストリビューション、ツアーのプロモーション、グッズの販売に関する契約を結びました。2008年にはU2とジェイZも同じ契約をライブ・ネイションと結んでいます。

MDNAツアーも同様にライブ・ネイションが主体となってツアー運営、プロモーション、チケット販売が行われました。

2013年、マドンナは経済誌フォーブスによる「2013年最も稼いだミュージシャン」リストで、1億2500万ドルと2位のレディーガガに大差をつけて1位になりました。マドンナの大きな収益は、「MDNAツアー」世界ツアーの成功によるものです。世界88カ所で開催されたこのツアーは2012年最も成功したツアーで、マドンナは3億500万ドルの収益を上げています。

今回U2が新たにガイ・オセアリーと手を組んだのも、2014年にリリースが噂されるアルバムとその世界ツアーからの収益を最大化することを見越した戦略と考えられます。ライブ・ネイションと連携することで、チケット販売や大型のコンサート会場のブッキングなどにおいて大きくコントロールできるようになります。U2の狙いが音楽の販売からツアーに軸足を移していることは、明白です。U2の前ツアー「360° Tour」は3年間で7億ドル以上の収益を挙げ、史上最も成功したツアーとなりました。

ライブ・ネイションは世界最大のコンサート・プロモーション企業です。アメリカだけでなく、ロンドンのハイドパークやウェンブリー・スタジアムなど、世界で130以上の主要なライブ会場とエクスクルーシブの契約を結んでいる他、スーパーボール・ハーフタイムショーのプロダクションも担当しています。

ライブ・ネイションは大物アーティストを200組以上とマネジメント契約を結んでおり、ツアーやチケット販売、グッズ販売などライブに関するサポートをトータルに提供しています。

■記事元http://jaykogami.com/2013/12/5191.html


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