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68%がストリーミングで音楽を視聴、ニールセンが音楽の聴き方調査を発表 -SXSW

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽と映画とインタラクティブの見本市、サウス・バイ・サウスウエスト(SXSW)で調査会社ニールセンがストリーミングによる音楽の聴き方調査を発表した。調査回答者の数字。昨年(2013年)1年間の調査だという。ラジオ業界誌FMQBが伝えた。

Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

それによると、

回答者の68%がストリーミングで音楽を聴いている(YouTubeでの音楽ビデオを含む)。
ストリーミング・サービスによる音楽の聴き方は対前年で40%も伸びた。
有料でのストリーミング・サービスは対前年に比べて微増の4.9%だった(2012年は4.2%)。
広告が入る無料のストリーミング・サービスは、2012年の26.8%から、2013年は38.6%と大幅に伸びた。

回答者の67%はカー・ラジオで音楽を聴いている。
69%は携帯端末でストリーミング・サービスの音楽を聴く。
72%はデスクトップやラップトップ・コンピューターでストリーミング・サービスの音楽を聴いている。

これらのデータは2012年の数字が発表されていない。またカー・ラジオ、携帯端末とコンピューターの利用者(回答者)の接触時間が発表になっていない。携帯端末が69%だとしても、携帯端末で聴いた事があるという回答者の数字。コンピューターも同様だ。アメリカの消費者はニールセンの以前の調査によると、ラジオ(殆どカー・ラジオ)を1日2時間も聴いている。

これらのデータは聴き流し(ストリーミング)の数字。ラジオも古くからある無料のストリーミング・サービスではある。携帯端末やコンピューターの数字を見ていると、インターネット・ラジオのパンドラの影響が大きいかもしれない。

レコード会社や音楽出版社はストリーミング・サービス会社からの音源使用料や著作権料の収入を期待する時代になった。

記事提供元:Musicman オススメBlog【高橋裕二の洋楽天国】

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