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世界最大のEDMフェスElectric Daisy Carnival、キュレーション型動画配信「EDC Curated」発表

コラム All Digital Music

世界最大のEDMフェスElectric Daisy Carnival、ライブ中継にこだわらないキュレーション型動画配信「EDC Curated」を発表

世界最大のEDMフェスティバル「Electric Daisy Carnival」が米国時間6月20日に開幕します。20日-22日の3日間ラスベガスのLas Vegas Motor Speedwayで約35万人を動員する巨大なEDMフェスのイベント期間中の動画配信の計画を発表しました。

EDCを主催するイベントプロモーション企業Insonmiacは、FacebookでDJパフォーマンスをストリーミング配信はしないことを発表、代わりに期間中のフェス舞台裏を伝えるキュレーション型動画コンテンツ「EDC Curated」を実施すると発表しました。

 

今年のElectric Daisy Carnivalではすでにチケットが40万枚ソールドアウトの状態で、過去最高の動員数を記録すると予想されています。

Electric Daisy Carnivalのラインアップはカルヴィン・ハリス、Kaskade、アーミン・ヴァン・ビューレン、アヴィーチー、Hardwell、Eric Prydz、Diplo、Above & Beyondなどがブッキングされています。3日間に登場するDJは180人以上にのぼります。

上のような人気アーティストが登場するにもかかわらず、InsonmiacのCEO、Pasquale RotellaはFacebookで

「私はライブストリーミング配信は、能動的でワクワクするモノを体験するには受動的なアプローチだと考える。EDC Curatedはライブストリーミング配信ではない。私たちのゴールは、シーンの背景や、EDCラスベガスが象徴するクレイジーで素晴らしい世界を見せることで、これは単なるDJセットや観客の編集動画以上のコンテンツよりも価値があります。スティルト・ウォーカーからステージ・デザイナーまで全員がユニークなストーリーを持っています。全ステージにストーリーがあります。来場客もストーリーを持っています。」

とライブストリーミング配信をしない理由と、独自の動画コンテンツを制作する理由を明確化しています。

EDC Curatedは、Insomniacのサイトで見ることができます。
http://www.insomniac.com/

EDC Curatedによって今週末ラスベガスに行けない世界中のEDMファンは、アーティストのインタビューやステージ舞台裏、来客の様子やステージの盛り上がりなど、イベント開催中にキュレーションされた独自コンテンツをサイト上で見れます。Insomniacは、Electric Daisy Carnivalを人気アーティストのパフォーマンスのみにしばらず、EDMの文化やフェスの盛り上がり感を統合コンテンツとして楽しむ新しい動画配信のカタチを提案します。

EDC Curatedのイメージはこの動画をご覧ください。

EDC Curatedにはドリンクメーカー7UPがブランドパートナーとして参加します。8つのステージには50以上のカメラが設置され、イベントの様子を捉え、常にキュレーションされたコンテンツとして提供していきます。

Electric Daisy Carnival

音楽フェスの集客を狙うのであれば、人気アーティストや派手なライブパフォーマンスを生配信して注目を集めて、バズを起こすケースが考えられます。Electric Daisy Canival主催のInsomniacは、フェス全体を1つの体験として会場にコレないEDMファンに動画で届けようとしています。

オーディエンスの様子をアーティストインタビューと同じコンテンツとして配信することは、アーティストでEDMの盛り上がりを伝えるというよりファン中心のEDMシーンを広げ音楽体験の物語を伝えようとする新しいモデルです。はたしてこの動画コンテンツはライブストリーミング配信から違いを生み出せるでしょうか、今週末のイベントに注目です。

Electric Daisy Carnivalのドキュメンタリー映画「Under The Electric Sky」のトレイラー動画も合わせてご覧ください。
 

■記事元http://jaykogami.com/2014/06/7974.html


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Jay Kogami(ジェイ・コウガミ)
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