Ministry of Soundが定額制音楽サービスSpotifyで配信を開始、プレイリスト巡る権利問題に終焉
Ministry of Sound、定額制音楽サービスSpotifyで配信を開始、プレイリスト巡る権利問題に終焉
月額定額制の音楽ストリーミングサービスMinistry of Soundが配信を開始しました。
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Ministry of SoundはこれまでSpotifyで音源を配信してこなかった大手インディーズレーベルの1つでした。
そして2013年、ダンスミュージックの世界では最も有名なブランドの一つMinistry of Soundは、Spotifyユーザーが勝手に作成した、MOSブランドがリリースするコンピレーションを模擬したSpotifyプレイリストの削除および著作権侵害の対応と賠償金を巡って、Spotifyと法廷で争っていました。
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MOSとSpotifyは2014年2月に和解、SpotifyはMOSブランドを勝手に使用したプレイリストを検索エンジンの結果に表示できなくしました。また新たにMOSブランドを使ったプレイリスト作成も許可しないことでMOSのリクエストに対応しました。
Spotifyは2008年にスウェーデンで始まった、月額定額料金を支払い音楽が聴き放題できるサービスです。米国やヨーロッパ諸国、東南アジアなど世界57カ国でサービスを運営し、世界中でアクティブユーザー数4000万人、有料会員数1000万人を誇る、最大の定額制音楽サービスです。
世界の音楽市場第二位の日本では、いまだにローンチされていませんが、世界の音楽のトレンドがCDやダウンロードなど音楽を「所有」するモデルから、Spotifyのようにスマホやウェブ、スマート家電から音楽に「アクセス」するモデルへと変わってきている中で、Spotifyが日本の音楽の楽しみ方を広げる新しい選択肢になることが期待されています。
■記事元:http://jaykogami.com/2014/07/8438.html
記事提供:All Digital Music