Mat Zo レーベル立ち上げ、SoundCloudを使った過去にない配信方法を実施
注目を集める若手DJのMat Zoがレーベルを立ち上げる。SoundCloudを使った過去にない配信方法を実施
これも新しいプロモーションの方法。
エレクトロニック・アーティストのMat Zoが新レーベル「Mad Zoo」を8月11日に立ち上げます。デビュー作品はMat Zo本人の新EP「Up Down Left Right」をリリースする予定です。そしてMad Zooでは新作のリリースから1週間は、音源をSoundCloudから無料でダウンロードが可能になります。
24歳のMat Zoは今回のリリース方式について
「いつも音楽をいち早くリリースする方法を考えてきたんだ。それでこの前自分の音源をSoundCloudで無料配信することにしたんだ。このやり方の唯一の問題点は、もしトラックをライセンスしたりYouTubeで配信するとなると、レーベルとして管理している必要があることなんだ。
Mad Zooの計画は数年前から始まっていた。だからこの機会をインフラを維持したまま、より早く音楽をリリースする新しい方法として試そうと思っている。今後も従来のやり方で他のレーベルとも仕事はしていくよ。」
とコメントしています。
Mat Zoはエリー・ゴールディングのヒット曲「Burn」のリミックスや、Ultra Music Festival出演やイビザでのDJで注目を集めている若手DJの一人。
これまでもプロモーション目的で、音源をSoundCloudで無料配信するアーティストは何人も表れました。しかしMat Zoの斬新な部分は、この無料ダウンロードをレーベル単位で行なってしまおうという新たな試みです。しかも、ただ無料で配信するだけでなく、「より早くリスナーに届ける」という明確な目標があってこそのチャレンジです。SoundCloudで無料配信することは未知のリスクがありながらも、まだ多くのレーベルが実施していない方法だからこそ、さらに多くのリスナーを獲得できるチャンスでもあります。
音源を実際に届けてしまうことも1つの方法論にすぎません。なぜかといえば、より重要なことは音源を届けた後にリスナーとどうつながるか、どう継続してつながっていくかだからです。従って「音源を無料で提供するだけ」と思っているだけでは、リスナーとの長期的なつながりはできません。Mat Zoのやり方は、今レーベルが抱えている問題の1つに対するヒントかも知れません。より多くのレーベルが同じようにリスクを追ってでも既存のやり方に縛られない方法を見つけて実践していって欲しいと願っています。
Mat Zo 公式サイト
Mat Zo Facebookページ
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Mat Zo Twitter (@Mat_Zo_MRSA)
Mat Zo YouTube
■記事元:http://jaykogami.com/2014/08/8755.html
記事提供:All Digital Music
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