「レコード・ストア・デイ」アンバサダーにフー・ファイターズのデイヴ・グロールが就任
「レコード・ストア・デイ」アンバサダーにフー・ファイターズのデイヴ・グロールが就任
毎年4月に世界中で開催される、レコードストア文化をアーティストとファンが楽しむ日「レコード・ストア・デー2015」(Record Store Day)のアンバサダーに、フー・ファイターズのデイヴ・グロールが就任しました。今年は4月18日(土)の開催が決定しています。
アンバサダー就任にあたり、グロールはレコード・ストア・デイのウェブサイトに、レコードストアでの思いを語っています。
「レコードストアが多くの人をインスパイアするチカラは今も健在で、次世代のミュージシャンにとって欠かせないものだと僕は信じている。ぜひ当日は(そして一生懸命貯めてきたお金も一緒に)レコードストアをサポートしてほしい。
もしかすると、君の人生が永遠に変わるかもしれない。」
Dave Grohl RSD from Record Store Day on Vimeo.
2007年に始まったレコード・ストア・デイは、毎年独立系レコードストアとそのオーナー達、そして彼らを支えるアナログレコード、インディーズアーティストの価値を向上させる目的から始まりました。毎年世界中のレコードストアでは、レコード・ストア・デイ限定の7インチやLP、カラーディスク、復刻版、ボックスセットなど限定レコードが発売されたり、アーティストを招いてインストア・ライブやトークイベントなどが開催されてきました。
レコード・ストア・デイをサポートするアーティストも年々増え続け、それに伴い毎年多彩なアーティストがアンバサダーに就任してきました。Eagles of Death Metalのボーカル、ジェシー・ヒューズ(2009年)、クイーンズ・オブ・ザ・ストーン・エイジのジョシュ・オム(2010年)、オジー・オズボーン(2011年)、イギー・ポップ(2012年)、ジャック・ホワイト(2013年)、パブリック・エナミーのチャック・D(2014年)らが、独立系レコードストアやインディーズミュージシャンの価値向上に関わってきました。
レコード・ストア・デイはまたビジネス的にも大きな成功を収めています。2014年ではレコード・ストア・デイ後の独立系レコードストアの売上が開催前の週から11.2%上昇しました(アメリカの週間アルバム売上は2.2%減少)。アナログレコードはここ数年売上が上昇し続け、イギリスでは約20年ぶりに売上枚数が100万枚を突破するなど、ニッチは市場ながら、根強いファンに支えられています。
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日本でも開催
日本版のRECORD STORE DAY JAPAN 2015のアンバサダーには、THE BAWDIESのROYが就任したことが発表されました。
4月18日(土)は日本各地のレコードショップで、この日しか買えない限定アナログレコードが発売されるほか、トークイヴェントやライヴ、DJプレイなど一日中レコードストアで音楽が楽しめるイヴェントが開催されます。音楽好きの方は近くのレコードストアに足を運んでみてはいかがでしょうか?
■記事元:http://jaykogami.com/2015/02/10677.html
記事提供:All Digital Music
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