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アップルがBBCのスタッフをヘッドハンティング

コラム 高橋裕二の洋楽天国

6月に新しい定額制音楽ストリーミング・サービスを発表するアップル。イギリスBBCラジオの人気DJだったゼイン・ロウの引き抜きに続き、ゼイン・ロウのプロデューサーだったジェームズ・バーセイを含む4人のプロデューサーをスカウトする。イギリスの音楽業界誌が伝えた。

それによると、ジェームズ・バーセイはロンドンを去りロサンゼルスに向かい、ゼイン・ロウを含むアップル・チームに合流するという。残りの3人のプロデューサーはロンドンのアップル・オフィスで仕事をする事になるそうだ。

アップルはダウンロード・ビジネスのiTunesストアーとインターネット・ラジオのiTunes Radioとビーツ・ミュージックを母体にした定額制音楽ストリーミング・サービスの有機的な統合を試みる。プロジェクトの全体を仕切るのはインタースコープ・レコードの会長だったジミー・アイオヴィン。ナイン・インチ・ネイルズのトレント・レズナーがジミー・アイオヴィンを補佐する。

シリコンバレーの巨人がイギリスの公共放送BBCラジオからスタッフを引き抜く。特別な意図があるのだろう。加えて定額制音楽ストリーミング・サービスでスポティファイを追うディーザーから、イギリスの幹部であるジェームズ・フォーレイのアップル参加が決まったようだ。

6月8日から始まる、アップルが毎年開催している開発者向けイベント、WWDC(ワールドワイド・デベロッパーズ・カンファレンス)で全貌が明らかにされるのだろう。

記事提供元:洋楽天国

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