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ドローンがコンサートに与える影響

コラム 高橋裕二の洋楽天国

音楽業界誌ビルボードが、コンサート会場でドローンが事故を起こした場合の対処について記事を書いている。事の起こりはエンリケ・イグレシアス(フリオ・イグレシアスの息子)の事故だ。

事故は5月30日、メキシコ・ティファナのコンサート会場で起きた。エンリケ・イグレシアスは自分自身と観客を撮影するためにドローンを飛ばしている。この日も、ドローンをつかんで方向を変えさせようとしたところで取り落とし、指に怪我をした。観客の撮影した写真には、血だらけのTシャツを着たエンリケ・イグレシアスの姿が写っている。

ビルボード誌の記事は、「事故が起きた場合の保険はどうするか」というものだ。アーティストがステージのバックに観客の映像を映し出すとして、興行サイドのプロモーターは、客席に落下した場合も含めて、保険会社とどんな保険で幾らくらいの保険金を想定するか。

これから夏に向けて、世界各地で野外ロック・フェスティバルが開催される。アーティストがドローンを使う場合は対処の仕方もあるが、観客がアーティストを撮影したくて飛ばしたら防ぎようがないかもしれない。会場に入らず、外から飛ばしたらなおの事だ。

下は4月のコーチェラ・フェスティバルで主催者が飛ばしたプロ仕様のドローン
ドローン

記事提供元:洋楽天国

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