ロックの殿堂2016が決定、ディープ・パープル、シカゴ、チープ・トリックらが殿堂入り

コラム 高橋裕二の洋楽天国

ロックの殿堂2016
来年(2016年)の「ロックの殿堂」入りをするアーティストが事務局から発表された。チープ・トリック、シカゴ、ディープ・パープル、スティーヴ・ミラーとN.W.A.(エヌ・ダブリュ・エー)が殿堂入りをする。

「ロックの殿堂」入りするための条件は、ロック・ミュージックに貢献したアーティスト。最初の作品を発表してから25年が経過したアーティスト、ミュージシャンやグループというシンプルなもの。死去していても対象になる。約800人の業界関係者の投票で選ばれる。最近は一般のファンの投票も、わずか1票としての計算だが参考にされる。

チープ・トリックは「チープ・トリックat武道館」がなかったら、簡単にブレイクしていなかっただろう。CBSソニー(現ソニーミュージック)の制作マン、野中規雄の企画で実現した。アメリカのラジオ局のDJは、日本の少女達がスクリーミング(叫ぶ)する輸入盤ライブに驚嘆した。

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シカゴの正式名称はChicago Transit Authority(シカゴ交通局)。1969年にアルバム・デビューした。ブラス・ロック・グループだが、「長い夜」や「サタデイ・イン・ザ・パーク」他ヒット曲が数多い。ディープ・パープルは結成47年になる。スティーヴ・ミラーは60年代後半から活躍したスティーヴ・ミラー・バンドのリーダー。バンドにはボズ・スキャッグスがいた。N.W.A.は伝説のラッパー集団。ここからヘッドフォンやストリーミングを3000億円でアップルに売ったドクター・ドレーが生まれた。授与式は2016年の4月8日に行われる。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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