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米レコード産業 2015年はアナログが29.8%増

コラム 高橋裕二の洋楽天国

今週、レコード実売調査会社ニールセン・ミュージック(旧サウンドスキャン社)が、2015年のアメリカのレコード業界を総括した。

それによると、実物のCD売り上げは対前年で8.3%ダウンした。有料のダウンロードによるアルバム売り上げは2.9%のダウンでとどまった。2014年は対前年で9.4%もダウンしたので、下げ止まりかもしれない。また曲毎の有料ダウンロードは対前年で12.5%のダウンだったが、2014年も12.5%のダウンだったので、大幅に変化があったわけではない。

分母は小さいが、アナログの30cmLPは対前年で29.8%も伸びた。14のアルバムが4万枚を超えた。

注目すべきはアデルのアルバム「25」で、この1枚のアルバムで、昨年(2015年)アメリカで売れた全アルバムの3%を占めた。744万枚売れたアルバムの内容は、実物のCDが500万枚、有料のダウンロードが230万枚、30cmLPが11.6万枚だった。直近で最も売れたアルバムはテイラー・スウィフトの「1989」で、発売から約1年で565万枚の売り上げだった。アデルの「25」は約1ヶ月で744万枚を売り上げた。

記事提供元:洋楽天国


高橋裕二氏インタビュー

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