レコード購入者の45%は購入前にストリーミングで試聴、コレクション目的での購入がトレンドに
アナログレコード購入者の45%は購入前に音楽ストリーミングを聴く、最新の調査結果
英BBCは、アナログレコードを購入した音楽好きは、音楽ストリーミングでまず音楽を聴いてから購入しているという調査報告を発表しました。
ICM Unlimitedがイギリスのアナログ購入者を対象に行った調査によれば、3月にLPを購入した人の48%は、まだLPを再生していないと回答しており、7%はターンテーブルを所有していないと答えています。
回答者の52%はターンテーブルを所有していると回答。アナログレコード購入者の50%は自らを「コレクター」だと答えています。
昨今、アナログレコード復活が世界的なトレンドとなっている中で、実際にLPは音楽を聴くためではなく、フィジカル形式のメディアとしてコレクション目的で購入されるトレンドが起きていると考えられます。
音楽を購入する場所の質問に対して、73%はオンラインと回答。その内訳はAmazonが27%でトップ。次いで18%でiTunesストア。スーパーマーケットが10%、大手レコードストアが7%という順番で、オンラインの人気がリアル店舗を凌駕した結果となりました。
また、回答者の45%はアナログレコードを購入する前に、SoundCloudやYouTubeなどの広告付き音楽ストリーミングサービスを使って曲を聴いてからLPを購入したと回答しています。
英国の2015年のアナログ購入数は、過去21年で最高となる210万枚に達し、目覚ましい売上成長を記録したと英国のOfficial Chartsは発表しています。イギリスだけでなく、アメリカでも同じようにアナログレコードは急成長を見せているフォーマットで、年々需要が高まっています。しかし忘れることが出来ないのは、アナログレコードは未だにニッチな市場で、そのシェアは市場一桁に留まっているという事実です。
アナログ購入者を年齢別に分類すると、最も多かった層は25-34歳で全体の33%を占めました。35-44歳が次に多い22%。18-24歳が16%とICMは報告しています。
■記事元:http://jaykogami.com/2016/04/13047.html
記事提供:All Digital Music
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